第2話
なぜこうなったのか遡ること数分前、
いつものように帰宅しようと2人で階段を降りていると
「あっ!お弁当箱忘れてきちゃった!先に下りてて」
と言ってヒカルは勢いよく階段を上ろうとしたのはよかった。
けれども、後ろにいた大量の本を抱えた図書委員と運悪くぶつかってしまった。
さらには、私たちの前を歩いていた斉藤くんを巻き添えにしながら本とともにヒカルは転落したのだ。
斉藤くんのおかげでヒカルは無傷みたいだけど
「って。」
と右腕を抑えながら起き上がり斉藤くんは負傷しているみたい。
「大丈夫?なわけないよね。」
と涙目になりながらオロオロするヒカル。
そして、繰り返し謝りながら本を拾う図書委員。
2人ともテンパりどうしていいかわからないカオスな状況。
私は
「誰かいませんか〜?」
と叫んでみるも誰も来ない。
「斉藤くんごめんね、先生呼んでくるから待ってて。」
と私は保健室へ急いだ。
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