第54話

「いらっしゃいませ〜、ってハルじゃない。」




今日は珍しくフミトさんではなく女性のスタッフがいた。






「そちらは初めましてね。えっと、サユキちゃんかしら?」



と優しく微笑んだ彼女はとても美人で同性の私も見惚れてしまった。







「さぁちゃん、この人はフミトさんの彼女。」





とハルの紹介に







「初めまして。フミトさんにはお世話になっています。清水紗雪です。」



と私は慌てて自己紹介した。







「ふふっ、本当にかわいいわね!

でも、ハル酷くない?姉のことを他人みたいに紹介するなんて!

いつもフミトとハルがお世話になってます。ハルの姉の風夏です。よろしくね。」




衝撃の事実に



「こちらこそよろしくお願いします。」



と挨拶する事で精一杯だった。

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