第6話(2)

「な、なんなんだ!」

 俺はコップを落とした。コップは割れた。大事なコップだったのに。

「まぁまあ落ち着いて。世間話でもゆっくりやろうぜ」


 数分後。俺と幽霊はそれぞれ互いの存在に馴染めていた。このままいつまでも——俺が死ぬまでは、仲間でいようぜ。え? 俺が死んでも仲間でいようって……?

 あ、よく考えたらそうだな、ははは。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

「ねえねえ、何もなくてね。」 沼津平成 @Numadu-StickmanNovel

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画