第93話
「 何だよ 、言えよ 」
そう夏樹が言うと桐谷千隼は自分のスマホを夏樹に見せればこう説明した 。
「 実は俺 、あいつの名前確か帆夏だっけ ? あいつの初恋の相手なんだよね」
そう千隼が言った瞬間夏樹は目を見開いた 。
そんな様子の夏樹に千隼は彼の肩に手を置けば 、
「だから言ったじゃん 、後悔するよ って 」
次の瞬間だった 。夏樹は自分の肩に置かれたその手を
振り払えばこう言い放った 。
「 だから何だってんだよ ? 初恋の相手 ? それが何だよ ?お前がアイツの初恋の相手だが何だか知らねえけど 、それでも俺はアイツに本気で惚れてんだよ !!!… ただの幼馴染みに見えねえんだよ … アイツが !!!」
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