第78話
帆夏はそう言ってくれた彼の言葉を信じると決め 、
目の前に居る夏樹の腰に自分の両腕を廻し抱き着いた 。
気付けば帆夏は夏樹の腕の中で泣いていた 。
夏樹にとって帆夏の泣く姿は新鮮だった 。
一方で帆夏の夏樹に抱き着く力は益々強まっていた 。
そんな帆夏に夏樹も負けじと先程よりも一層強い力で
彼女を優しく包み込むように抱き締める 。
季節は冬が終わり 、
高校生初めての春が訪れようとしていた 。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます