第3話
三原家は、朝から賑やかだった 。
何故かと言うと、皆それぞれ(拓海以外)
小学生 、中学生 、 高校生 になるからだった 。
この三原家4人兄弟の長男の環は今日から高校一年生 。
「いや〜環がもう高校生なのね〜。早いわ〜。」
と 母 沙織は制服を身に纏った彼を見て関心したのか
彼を微笑ましそうに見つめながらそう言った 。
「友梨夏は今日から中学生だな。制服良いぞ〜。」
そんな娘にデレデレしているのはこの三原家の父 博己 。
「…お父さんはっきり言ってきもい。」
「友梨夏お前って相変わらずきついよな。」
そんな会話を聞いていたのか環がすかさず口を挟んだ 。
「別に。ホントの事言っただけだよ。」
「ねぇママ!パパ!ランドセルどう!?」
そう尋ねて来たのは次女の帆夏 。
賑やかの理由は当然帆夏にある 。
「似合ってるわよ、帆夏。良かったね。」
「良いじゃないか帆夏〜。様になってるぞ〜。」
「えへへっ。ホント〜!?嬉しい〜!」
帆夏は両親からそう褒められ上機嫌 。
しかしそんな中1人だけこれから始まる生活に不満を抱えているものが居た 。
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