第64話

雅と私しか知らない秘密の話が終わった頃

学校はお昼休みの時間になっていた。



「…あ!雅!私達ここに居たらまずいんじゃ…」



事の重大さに気付いた雅は慌てるかと

思いきや表情を一切変える事無く、

「今ここにある奴呼んでるから他の生徒

が来る事来ない。つまり心配無用。」



「ふーん…って、え!?!?!?」

普通の顔でとんでもない事を言い出す

雅に大きな声で反応してしまう。



___まさか晴人とか言わないよね雅?



そんな不安とまたあの時と同じ胸がぎゅうっと

締め付けられる感覚に襲われる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る