第49話
「親父の転勤がきっかけでお前を含めた匠海や
雅達と過ごした地元を離れる事になって数ヶ月
経ったある日親父と母さんと一緒に久々に出掛
けている最中に俺達一家は交通事故に巻き込ま
れたんだ」
「……!?!?」
「事故の瞬間自分達の身に何が起こったか
なんて全く覚えていない。唯一覚えているのは
目を覚ました時病室に居て近くに居た担当の
看護師に俺だけ奇跡的に一命を取り留めたけど
2人は帰らぬ人になったって事を聞かされた
事くらい。」
「……。」
晴人はそう淡々と自分が抱えていた思いを私に
向けて次々に話してくれるけどその当時失った代償が大き過ぎたが故に昔の記憶を無くしたのかな
と言う風に感じ取れた。
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