第28話
雅の様子が気になり、彼女の方に目を向けると2人の姿を見て感動したのか、彼女の目からは大粒の涙がポロポロといくつも流れ落ちていた 。
「 … もしかして 匠海 と … 、 」
「 俺、?俺は、橘 遙人、だけど。」
と、今朝聞いたあの声が聞こえて来る。
「 … え … ? ハ … ルト … ? “ハルト”って、あのハルト、? 」
やっぱり雅も疑っている。今朝の私と全く同じ反応をしている。
「 … ? 何を言ってんのか分かんねーけど、橘 遙人は俺だ。」
橘 遙人本人がそう言っても、雅の表情から取れたのはいまいち受け入れられていない、信じ切れていない、そんな様子だった。
私だって未だにこの彼が、遥人本人であるなんて信じられない。何度も言うようだけど、顔は全く違うし、声もどこか違う気がするし、何より私は名前の漢字が違うという情報を既に得ている為、最早疑い超えて不信感を抱き始めてる。
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