第25話
雅としばらく感動の再会に浸っていると 、雅があたしの身体からスッと離れこんな事を聞いてきた 。
「 ね 、栞 もう匠海と晴人には会った ? 」
「 匠海はまだ会えてないけど 、晴人は今朝会ったよ 」
「 そっか 。私はまだ会えてないんだよね 、二人に 」
ということは劇的に変化した晴人の存在を雅は知らないという事になる 。じゃあ今の時点で変化後の晴人を知ってしまったのはあたし一人なんだなと思うと何だか嬉しく思える 。
雅に気付かれないよう小さな声で 〝 えへへ 〟
と笑っていると雅がこんな提案をしてきた 。
「 ね 、栞 中学に行ってみない ? 」
そこは私達幼馴染み4人で過ごした日々が沢山詰まった場所であり 、〝 青春パズル 〟の始まりでもあった 。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます