第18話
いつまでもこうしてたら騒ぎになると思い 、
取り敢えず下を俯きながらも 〝 ありがとう 〟と言う 。
すると低い声が降ってきて 、
「 ん 、怪我なくて良かった 」 と言われる 。
そう言った晴人は自分の席に腰を落として座る 。
その助けた姿に周りの女子が騒ぐ 。
そりゃあ騒がない訳がないよね … 。
こんな台詞をどイケメンが言ったら … 。
私は不覚に頬を赤らめながらも彼の隣に座る 。
当然熱い視線が当たってるのを感じてる 。
当てられるのも当然だ 。何せどイケメンの隣を
このあたしが座ってるんだもん 。
その時心の中で何かを感じた 。
〝 遠くなっちゃったな … 〟って 。
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