虫けら式ダンジョン殺戮術『ダン殺』-ハズレスキルで無双して成り上がる方法-

蠱毒成長中

Entrance[プライアー・ノーレッジ・オブ・"ダンサツ"ワールド]

※ここでは本作『ダン殺』を読む上での事前知識を解説する。


【ダンジョン(Dungeon)】

 西暦2019年より、ゲートを通じて地球との往来が可能になった異界の如き領域。

 成り立ちや環境は多岐に渡り、

 迷宮、洞窟、山岳地帯、森林、遺跡、都市、島嶼、水中から

 果ては異星や宇宙空間のダンジョンさえ存在する。

 ダンジョンにはモンスターが生息しており、

 種によっては地球人類のそれと類似した文明社会を形成し生活していたりもする。


【ゲート(Gate)】

 西暦2019年、地球上の各所に突如として出現したダンジョンと地球を繋ぐ出入り口。

 名称の割にその形状は門に限らず多岐に渡るが、

 概ね扉や洞窟の穴、額縁など何かしら「中を潜り抜けられる形の枠組み」を持つ場合が多い。

 若しくは地面や水面、空中等へ特定の枠組みを持たない円陣として出現する場合もある。

 何れのゲートも内側は光り輝く渦となっており、

 潜り抜けるまで向こう側の景色は分からない。


【モンスター(Monster)】

 ダンジョンに生息する様々な生命体の総称。

 多種多様な形態・生態・能力を持つが、

 ある程度知能が高く文字と言語を扱える知覚種族と、

 知能が低く文明や社会に属さない非知覚種族の二つに大別できる。

 知覚種族はダンジョン内にて文明社会を形成し生活する場合が多く、

 反対に非知覚種族は概ね動植物のようなシンプルで原始的な生活を営む。

 総てのモンスターは「地球人類を何かしらの形で攻撃しようとする本能を持つ」点で共通する。

 例え温厚な性格で一見人類に対し友好的なモンスターであっても、

 『奴隷や家畜として支配下に置く』

 『モンスター化させ同胞としてダンジョンに住まわせる』

 『自身を神の如く崇拝するように仕向ける』など、

 何かしら攻撃的・侵略的な目的を持つのには変わりがない。

 そしてそんなモンスターたちはしばしば、

 ゲートを通って地球に攻撃を仕掛けて来るのである。


【ユーシャー(Yusha)】

 モンスターと戦う力を持ち、地球人類をモンスターの脅威から守る戦士たち。

 その力の大きな源は持って生まれたスキルであり、

 強豪ユーシャーは概ね強力なスキルを持つ。

 但しスキルを抜きにしてもその戦闘能力は高い傾向にあり、

 武器術や格闘技といった武芸の他、

 ゲート出現と前後して人類に授けられた「魔法」等を用いて戦う。

 その力は圧倒的であり、民衆からは英雄や神格の如く崇拝され、

 政府関係者や王侯貴族らも平伏せざるを得ない程の社会的地位を確立している。

 表面上はモンスターと戦うヒーロー、人類の救世主として振る舞うが、

 しばしば己の力や地位に酔う余り影で不正に手を染め、

 私利私欲の為に狼藉を働く外道も少なからず存在する。


【スキル(Skill)】

 モンスター及びゲート出現以後の地球生物が持つ様々な異能。

 個体ごとに最低一つ以上保有しており、上限は不明。

 種を問わず歴史的な強豪は概ね五つ以上のスキルを保有する傾向にある。

 能動的な発動を伴うアクティブスキルと、常時発動状態にあるパッシブスキルに大別される。

 その概要は多岐に渡るが、概ね持ち主の性格や才能、素養、血統、

 趣味嗜好といった内面的な部分に基づいて形成され覚醒に至る。

 その為あらゆる生命体は原則自身にとって「真に最適な」スキルを保有するとされる。

 地球人類の場合、個人差こそあるが概ね生後七〜十五年程でスキルの覚醒に至る。


【魔法(Magic)】

 モンスター及びゲート出現以後の地球生物の内、

 主に人類など知覚種族が習得・行使する魔力を扱った技。

 所謂ファンタジー世界でのポピュラーなそれと大差ない。

 ゲート出現年の西暦2019年より数年間、地球人の魔法使いは少数派であり、

 魔法そのものの評価も決して高くはなかった。

 だが程なくモンスターによる被害が深刻化し、

 取り分け魔法使いのモンスターが猛威を振るったのを切っ掛けに各地で研究が勧められ、

 人々は改めて魔法の有用性を認識。

 ユーシャーや軍人、警官等を中心として地球人の魔法使いは急増した。


 以後、必要に応じて追記予定……

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