独り言反省文
秋葉
短編小説
毎日のルーティーンになってるくらい俺は本が好きだ。
特に小説、恋愛も最近読んでいる。
そんな俺が今小説を書こうとしている
タブレットを開く
窓を見るともう窓の先は真っ暗だ
なんだか夜は特に頭が冴える
さて、どんな事を書こう。
無難に恋愛だろうか
ふとスマホが目に入る
そーいえばあの時の恋愛が今1番小説にできそうだな
「よし。書くぞ」
独り言を呟きながらキーボードを押す
これは、俺の本当の物語
小説より感想文だろうか
まぁ初めての小説ならいいだろう。
ずっと俺のわがままに付き合ってくれて
こんな俺でも好きでいてくれて
嫉妬してくれて、怒ってくれて、気持ちを伝えてくれてありがとう。
嬉しかった。
今まで会った中でこんなに可愛いなとか好きだなって思ったの君だけだよ。
俺,君のこと好きすぎて愛が重くなってたんだって今自覚してる。
君は自分のこと愛が重いかもって言ったり嫉妬する自分が嫌いとか言ってたな。
今ならその気持ちがわかる気がする。
まぁ君の気持ち全部はわかんないけど
正直に言うね。
俺は最初君を弄んでた
勝手に好きになって勝手に嫉妬してちょっと可愛かったからからかいたかったんだと思う。
でもな、
亮が来てからわかった。
いつのまにか君のこと好いてるんだって。
亮が好きとか付き合ってって言ってるの見て
なんだかモヤモヤしたんだ。
でも君が俺を選んでくれたからこれからは傷つけないように大切にしようと思った。
君に会って俺は本当に変わったんだと思う。
それがいい方向なのか悪い方向なのかはわかんないけど変えてくれたのは確かだよ。
君が好きすぎて嫉妬させてやりたいって思った。佐藤に会って君を嫉妬させて佐藤を傷つけて本当に何がしたいんだって思うだろ?
俺もわかんなかった。
自分がどうしたいのか。
多分俺のものにしたかったんだと思う。
俺だけ見て俺だけのものに、
ほんと、俺ってやり方が汚いよな笑
人を使って人を傷つけてしたいようにする。
絶対主義者の自己中だ。
前はそんなことなかったんだけどなー笑
こんな最低なことした俺でも
好きって大好きって言ってくれる君に自惚れてたんだと思う。
君の本当の名前は楓だったよね
可愛い名前。
ここで問題デーデン(?
俺がなんで時々しか言わなかったでしょうか
正解は現実を受け入れたくなかったから。
今,俺は君とつまり楓と付き合ってる。
付き合うには幸せにする責任がある。
それが俺には重かった。
そー思ったらさ亮が頭を遮ったんだ。
あの人は君に「好き」って言った。
彼氏がいるって知っておいて。
つまり,彼氏がいたとしても君が好きそれくらい好きって言ってる訳だ
もし、俺が亮の立場だとしてそんなこと言えるのだろうか
はっきり言う。
言えない。確実に諦める。
君が笑顔なら俺は幸せだからとかありもしない言い訳作って逃げる。
だからね。俺じゃない方がいいと思ったんだ。
他に亮みたいに本気で最初から好きになってくれる人がいるかもしれない。
その時俺が邪魔するだろ?
邪魔する前に消えたかった。
俺は負けたよ。
だから、振った。
こんな理由で振らないでよとか思うかもだけど
自分勝手だったけどある意味ケジメかな?
最後まで君の愛を受け取れなかった。
風磨の本名を呼ぶ勇気がなかった。
なにより俺は本当に最低だったから。
ここからはもっと自己中な俺の話
覚悟しろよ?
一週間二週間経っても君のことが忘れられなかった。
ほんとに大好きだった人が急に前から消えたら俺なら何もできなくなる。
もしかしたら君もそうかもしれないって思って違う名前で戻ってきたんだ。
「まき」ってね
女装までして
結局「まき」じゃなくて「あの時の自分」じゃないとダメなんだな~って結果になったから戻ってきたよ
ほーんと俺ってめんどくさいよな
帰ってきて君にバレた時心がゾッとした
本当に良かったのかってな
でも、君と久しぶりに話してるとどんな人と話すより楽しくて昔に戻れた気がして幸せだった。
でも君はそれが嫌だったのかな
俺が戻ってくるのが
それとも親バレか何か。
急に連絡取れなくなって正直寂しかった
きっと俺のこと嫌いになったんだよな
自分勝手で自己中な奴なんて嫌われるの当たり前だけど
必死に埋めようとした
泣きそうで寂しくて死にそうだったから
他の人で少しでもってな
それでみおと付き合ったけど俺女の子と付き合うの合わないかも笑
信用ができなくてさ一週間も持たなかった
もう、恋愛やめようかなって思ったのに
今度は俺のこと好きって言ってくれた男の子がいてねまなとって言うんだけど知ってる?
雰囲気が君に似てたんだ
もしかしたら君のこと忘れることができてまた幸せになれるかもって
だけど,まなとは他の人が好きだったみたい。俺に言った好きはなんだったんだなんて
俺は言えないけど笑
なんだろう
恋って難しい
好きな人のこと好きになっても離れてくんだから。どんなに近くてもそれは一瞬。
自惚れちゃったらもうアウトみたいな
君はどーしてたんだろう
なんてまた君のこと思い出して泣いちゃったよ。好きになる方法も好きって言葉の意味も
忘れた俺を受け止めてくれる人はいない。
ごめん。本当にごめん。
謝ってももう遅いよな
「ごめん」って言いたい数より「好き」って言いたい数が多い。
好きだよ
君の嫉妬深い所も少し愛が重い所も
不機嫌になると返信遅れるのも
沢山好きって言ってくれる所も
全部大好き
最後まで愛を受け取りたかったけれど
きっと受け取る人は俺じゃなかったんだ。
今までありがとう。
こんな幸せを教えてくれて。
俺はこれからも沢山の人の事を好きになったり嫌いになったり付き合ったりすると思う。
でも君はずっと頭の片隅にいるんじゃないかな笑
ずっと好きで好きでたまらないんだと思う
俺は今どうしたいんだろう
きっと君に言いたい
ごめんな
ありがとう
好きだよ
大好き
これは君に届くことのない文
俺の独り言反省文
「はぁ」
一つため息が無意識に出てきた。
俺はゆっくり深呼吸をする
本当にこれは小説なのだろうか
スマホを見ると時間はもういつもなら寝ている時間帯だった。
パソコンを閉じてベットに身を投げ出す
天井を仰向けでみると電気が眩しい。
まるであの頃の君みたいだ
顔なんて見たことないのにそんな事を思う
仰向けがあまりにも眩しいから顔だけ横を向く
窓にはさっきまでなかった一つの明るい光が見える。真っ暗な中ポツンと目立つように存在している。なぜか君の事を思い出す。
なんでだろう。なんでこんなにも、
視界が鈍る。カメラに雨か何かの最適がついたような視界な自分の目を必死にこする。
その日君のことしか思い出せなくて寝付くこともできなかった。
独り言反省文 秋葉 @akibayoru
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