第7話

ボス部屋を抜けたら先程話した相手がパーティーで待っていた。

「あ、どうやら無事にボスを倒せた見たいですね、私達は三十分ほど掛かったのですけど貴方は十分程度で倒せたみたいですね」

「はい少々苦戦しましたが何とか」

嘘です楽勝だったので被弾しない様にして動きを確認しながら戦った。

「それで俺等の三分の一の時間で勝つなんてさすがSランク様言う事が違うね〜」

「あ、こら竜二失礼な事を言うな、すいませんこいつ自分との差を見せつけられて拗ねているんです」

「ふん」

「あ〜自分は気にしてませんので構いません、それでは自分は先を急ぎますので失礼します」

このままここにいては争いの元になりかねないから移動しよう。

そして新たな獲物を探して動きだした、しばらくすると2体のオークが現れた、両方共槍持ちで突っ込んで来たので右のオークのほうに向かい1体1になる様に突っ込んだ、そして槍の一撃をかわし首を一太刀の元切り捨て2体目の槍を切り払い脳天から一撃で断ち切った。

魔石を拾い次を探し見つけて戦ったがそれほど大差ない強さだったので下の階を目指した。

ある程度下の階に下りても対して強さが変わらずこのまま20階層のボス部屋を目指した、そしてボス部屋の前には誰もいなかったのでそのままボス部屋に突入した。

今回のボスはミノタウロスであった大きなバトルアックスを構えていた、今回はコチラから突っ込んで行ったミノタウロスはバトルアックスを大きく振り被り振り下ろした、避けるのは簡単だったが地面を強く叩き礫を散弾の様に弾き出したこれは大きく避ける事になり反撃のタイミングがとりづらく決め手に欠けた、なので魔法を使う事にした無属性魔法で刀身を覆いそのまま放った、ミノタウロスはバトルアックスで防ごうとしたがバトルアックスごと両断した少し強引に決着を着けたと反省しそろそろ良い時間なので帰ることにした、ちなみに宝箱の中身は鑑定のモノクル(アイテム)だった。

今回魔法を使ったので少し魔法の説明をしよう、と言っても使える無属性魔法に関してだけだが、無属性魔法は身体強化や五感の強化さらに思考の加速などができた、また魔力で身体や刀身を覆い物理無効などを持つモンスターにダメージが通ったりまた先程やった様に魔力の斬撃を放ったり出来るなど強化や無属性ダメージを与える魔法である、普段は使わないのだが時々遠距離攻撃を使ったり強敵相手に強化をしたりする、ちなみにだが魔王を倒した時は無強化だった。

さてそろそろダンジョンの外に出るそして専用の個室に入り換金をしてもらう為に合川さんを呼び手に入れたアイテムを全てアイテムボックスからだして査定してもらった。

「はい査定させて頂きます………査定が終わりましたので査定結果を提示させて頂きます、まず鑑定のモノクルは100万、次にポーションは3万、そして魔石が合計で43万、合わせて146万ですが税金で10%引かれ合計が131万4000円になりますよろしいでしょうか?」

「はい全部換金で」

「分かりました探索者免許に紐づけされた口座に振り込めますがどういたしましょうか?」

「じゃあ10万だけ現金であとは振り込みで」

「はいかしこまりましたでは用意致しますので少々お待ち下さい」

「はい分かりました」

「ではこちらが10万円と振り込み明細になりますまたのご利用をお待ちしてます」

そして俺は着替えてからダンジョンを後にした。

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