山河の果て蒼穹の彼方、響いて届け私の聲よ ~泣き虫れおなの絶叫昂国日誌・第七部~

西川 旭

第三十二章 学びの間に

二百七十五話 隙間

 ようこそ、ようこそ、こちら側へ。


 後戻りなど、できません。


 あなたのために、泣いた人たち。


 あなたとともに、怒った人たち。


 あなたを愛して、くれた人たち。


 みんなみいんな、置き去りにして。


 あなたは果てまで、駆けて行く。


 人を超えて、命を越えて。


 あなたも――――の、仲間入り。


 それがあなたの、選んだ道よ。


 ほおらあなたも、気付いてる。


 ちっとも哀しく、ないでしょう?

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