第44話

星夜 side


達也たちも来たところでようやくショッピングモールな中に入っていく


俺は友莉香の腰を抱いて入ると


中は学校にいるような濃い化粧をした女たちが、俺たちをみてキャーキャー騒いでる


友莉香と千夏を睨んでる女もいる


「ねー、私と千夏睨まれてない?」


「あぁ。睨まれてんな」


「星夜たちのせいでしょ?」


「まぁ、そうだな。けどこれからこんなんばっかになってくからな、慣れろよ?」


「えー、無理。」


「無理でも慣れろ」


「わかったよ。けど視線がウザすぎて無理なんだけど?どうにかしてよね。」


「わかったよ」


友莉香に睨まれたので仕方なくギャーギャーわめいてる女たちに低い声で言った



「おい。お前ら俺の女睨んでんじゃねぇぞ?死にたくなかったらさっさと失せろ」


俺がそう言うと今まで騒いでた女たちそれに男たちも青ざめた顔をしながら一斉にはけていく


「ちょっと、いつ私が星夜の女になったの?」


「いやか?」


試しに聞いてみると、顔を赤らめながら


「そうじゃなくて、ちゃんと告白もされてないし?」


「あー、ちょっとこい。奏弥。俺らちょっと抜ける先に行ってろ」


「分かりました」


奏弥の返事を聞いて、友莉香の手を引いてメンバーと離れる


「どこ行くの」


「話があるからこい」


「強引なんだから。わかったよ」


友莉香は無駄だと判断して大人しく着いてきた


そして、たどり着いたのは朝乗ってきたいつもの車


友莉香を先に乗せて俺も乗り込む


友莉香の手を握りながら話を切り出す


「俺は友莉香が好きだ。だから俺と付き合って欲しい」


俺は初めて自分から告白をした


「俺さ、今まで女に困ったことなんてなかったんだ。自分から告白なんて、したことなくていつも女の方から付き合ってほしいって言われることは飽きるほど言われた。けど、自分からほしいって思った女は友莉香だけだ。女癖については噂で耳にしたことあるだろうし、信用ねぇかもしれねぇけど本気なんだ」


「私もね。今まで男の人に告白されたこときっと星夜程じゃないけどあるんだ。けどね、好きってどうゆう事か全然分からなかった」

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