第13話

そして、友莉香を抱きかかえたまま廊下に出ると



「きゃー!星夜様だわー!」


「それに幹部の皆さままでおそろいですわ!」


「ちょっと!星夜様に抱かれてる女誰よ!」


「星夜様から離れなさいよ!」




うるさい女の声がする


友莉香もかなりうるさいと思ったのか



「うるさっ。どーしたらあんな声出るんだろう?」


うるさいと声にだすし、しまいにはのんきなこと考えてやがる


「お前怖くねーの?」


「怖いって?何が??何もビビることないじゃん」



ふっ。


さすが俺の惚れた女だな



「まぁな」



そんなこんなでようやく外に出ると、校門前に黒のリムジンが来ていた



「えっ。これ、私乗っていいの?」


「当たり前だ。いいに決まってんだろーが」



そして、車に乗り込んだ


「わぁー。あたし、リムジンとか初なんだけど!」


「千夏うるせえ」


「友莉香。病院はどこの病院だ?」


「あ、えっとね。星空病院だよ。」


「分かった。星空病院まで頼む」


「ごめんさない。お願いします」


「任せてください」

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