第59話
少しだけ感傷的な気分になっていたその時だった。
突然スマートフォンが震えた。
表示を見ると〝兄〟の文字。
すぐに電話に出た。どうやら忘れ物をしたみたい。
迎えの車が来るので、荷物だけ渡してほしいとのこと。
翔さんが忘れ物するなんてよっぽど楽しみだったんだなあ。
電話越しの酔っているだろう翔さんがとても楽しそうで、私も嬉しくなった。
ピンポーン
電話から5分も経たないうちに、インターホンが鳴った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます