第125話

元の顔色に戻ったちーは、

「その金髪の目つき悪い男はコウ、運転してくれてるお兄さんはヨウさんだよ」

と教えてくれた。なぜか舌打ちが聞こえてきたけど。


『私は瀬南です。よろしくお願いします』

そう言い軽く頭を下げる。すると


「よろしく!瀬南ちゃん!」

「あぁ、よろしくな。」

「そいつらと仲良くしてやってくれなー」

と、それぞれの返事が返ってきた。


「それと、俺とコウは敬語いらないから!呼び捨てで呼んでくれて全然いいし!!ヨウさんは?」

「俺もいらない、と言いたい所だが確実に瀬南より年上だし、いらないって言っても瀬南はつけるんだろ?」


『はい!もちろんです!!』


「なら、そのままでいい。無理に敬語もさん付けもいらないが、瀬南の話しやすいようにどうぞ?」


短時間で私のことを理解してくれた三人。嬉しくなった私は皆の顔を見渡す。

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