第66話

・・・翌日。



もう今日で私の運命は決まってしまうんだろう。良くも悪くも。



ずっとそんなことばかりが頭の中を渦巻いている。



でも、私にはたった1つだけ希望がある。



・・・涼が来てくれること。それだけ。



目が覚めたのは10時頃だった。いつもなら涼はあと数時間待てば来てくれる。




昨日は来れないと聞いていたし、だからこそ今日は来てくれるという確信を何故か持っていた。




これからのことを考えつつ、落ち着かないまま涼を待ち続けていた。

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