第55話

でもあいつが帰ったらすぐに薬を飲むようにしているので、どうやら先月は大丈夫だったようだ。




・・・・・・そんなある日のことだった。



朝、起きた時から女の子の日特有の怠さを感じた私はすぐにトイレへと向かった。



『良かった・・・・・・今月も大丈夫』



涼から薬を貰っていなかったら、とっくの昔に妊娠してしまっていただろう。


そして、あいつには私が薬を飲んでいることはバレていない。



だがそこで、厄介な事態が発生した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る