第18話

すると瀬南は俺を見上げながら言った。



『お願い、涼………一緒に寝よう?』



「…………あ?」



瀬南の予想外の発言に俺は息が止まるかと思った



『涼はいつも私の不安をなくしてくれるから。私、夢の中でも、涼と一緒にいたいよ……』



こんなことを言う瀬南は本当に俺を煽っているとしか思えない。むしろ無自覚だからこそ厄介だ。



「俺だってできることなら、そうしてやりてぇけど……」




「夜は出来ない」



そう言うと、瀬南は泣きそうな顔をした。

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