第12話
その後、私はその人から少し距離を取り、
『何が「俺は大丈夫」?あいつの仲間のくせに!!』
と、怒鳴り散らした。今思えば、この時の私は本当にバカだった。私を怒鳴りつけたいくらいに。
すると、その男の人は
「俺は…の仲間じゃない」
と言った。私はよく聞こえなくて、更にまくし立てて聞いた。
『誰の仲間じゃないって?あいつ?そもそもあいつは何者なの!私、何も知らないのに!!』
「あー!落ち着けよ。だから、とにかく俺は仲間じゃないって言ってんだ!!」
と怒鳴られてしまった。
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