貴方の右手が欲しい
祭煙禍 薬
貴方の右手が欲しい
貴方の右手が欲しい。
それはおかしなことだろう。
僕は貴方に恋してる
結ばれ生涯を共にしたいのなら左手を望み
薬指に指輪を嵌めるべきなのだろう。
全てを理解したいのなら脳を望み
貴方に寄り添うべきなのだろう。
言葉が欲しいなら喉か口を望み
癒し癒されるべきなのだろう
あなたを支配したいなら心臓を望み
幸せにするべきなのだろう
それでも僕は貴方の右手が欲しい。
貴方の作る作品を一番最初に見たい。
貴方の作品を自分だけのものにしたい。
やはり狂っているだろうか?
貴方を心から愛している。
例え貴方から蔑まれようと
気づかなくとも見守っている。
育ちゆく技術と努力の積み重ね
魂の結晶を僕だけのものにしたい
別れど死せど魂は残る。
貴方を永遠に僕のものにできる
あなたの右手が欲しい。
「嗚呼、何て素敵な恋なのだろうか。」
貴方の右手が欲しい 祭煙禍 薬 @banmeshi
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます