第20話
そして今までも席替えはあったが、何故か私達の席はそのままだった。
理由は分からないが、それはそれで有り難い。
まぁ考えても仕方がないから、ひと眠りしようと机に突っ伏して目を閉じかけたところで、
「キャァァァァー!!」
この学校の数少ない女達の悲鳴じみた歓声が聞こえてきた。
…はぁ、またか。
「今日も仲良く全員で登校してきたわよ、あいつ等。」
真梨が綺麗な顔を最大限に歪ませながら呟いた。
この学校のほとんどが、暴走族というものに入っていて、その中でも、一際有名な暴走族がいるそう。
噂で聞いたけど、”狼鬼”という暴走族らしい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます