第29話 傷

 誰しも、心の傷とかはあるよね。古傷だったり、最近できた生々しい傷だったり様々だけど。

 今回はわたしの傷について話まーす! そりゃそうか!


 心の傷っていう題で話したいんだけど、体の方の傷に触れます。

 人間…、ギリッギリまで追い詰められちゃったらさ、何を起こす(起こる)わからないじゃん。例えば、体調が悪くなってしまったり、体を傷つけたり。…まぁ、あんまりこれは言いたくないんだけども、自殺とか。

 なんかその言葉だけを聞くと、すごい大げさに聞こえるかもしれないけど、みんなあるんじゃないかなー。勿論ない人もいると思うよ。

 わたしはねー……。もうこの際言っちゃうけど、すごいいっぱいある。人並みに。 自殺未遂したこともあるし、自傷行為もしたことあるんだよね。でもあんまり体の体調は崩れないかな。

 なんか、自傷行為をしてた時の話なんだけど。なんかー…これ言ったほうがいいかな? わかんないんだけど、とにかく跡が残ったわけ。その時は冬だったから、跡は見えなかったんだよね。だけど半袖の体操服を着た時に、ちょっと見えちゃったらしく。びっくりしたんだろうね。隣の組の先生がわたしのことを体育館から連れ出して、「ちょっと話してもいい?」って。

 わたしはその時、すごく嫌で嫌で、先生のこと殴りたいぐらい辛くなった。でも、先生は「先生はあなたの味方だからね。辛いことがあったら、隠さずに言うんだよ」って、まぁ定番…のセリフを言われたんだけど。その時わたしが思ったのは、

「跡がつくように傷をつけたのは、誰かにそう言って欲しかったからなのかもしれない」。

 ぱっ、てそう思って、一瞬で消した。やっぱり自分はこんな人間だったんだなって思った。それでその次の日、鬱が濃くなって死にそうになったんだよねー。

 だから、今になって傷つけたりするとき、その出来事がぱっ、て思い浮かんじゃって、まだまだ辛い。だからこれは癒えない傷として一つ…。


 でも、世の中が辛いことばっかじゃあないのは知ってる。

 だから、ちょこっと、百年だけは生きてみようかなって思えるんだよね!

 

     ーーーーー


 長くなっちゃってごめん。

 それと、あんま公にできるようなことではないです。すみません。

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