Sランク探索者の配信〜動画と間違えて配信をしてしまった。

星乃陽介

第1話 Sランク探索者は誘われる。






『日本で史上最年少最速でのSランク探索者が誕生しましたね。』


『はい、彼の今後が楽しみですね。』


『これからの日本の探索者業界はどうなっていくと思われますか?』


『ええ〜そうですね。これから日本はダンジョン強国へと・・・』







「はあ〜。」


思わずため息が漏れた。


朝のニュースを見るけど大体どこも同じで自分の話題しか話していない。自分のニュースを見ても別に何とも思わないがあんまり現実感がない。


ああ自己紹介が忘れたが俺の名前は鈴木 祐介17歳高校2年生だ。俺は小さい頃にダンジョン配信を見てダンジョンに憧れた。高校生になると探索者の資格がとれるようになる。そして俺はその資格をとってから、休日や部活動の時間をダンジョン探索に充てていた。そして、ついこの間Sランクダンジョンをソロで攻略してSランク探索者になった。そして冒頭に至る。とまあ自己紹介はこんな感じだ。



「そろそろ学校へ行かないとな。」


そうして俺は、身支度をして学校へいった。






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今日はダンジョンどうしようかなと考えていると教室に着いた。


教室に入ると挨拶された。


「祐介、おはよう。」


挨拶してきたこいつの名前は小林 修斗俺と同じクラスで俺の親友だ。

容姿は茶髪(地毛)でスタイルもいいし頭も良く性格もいい爽やかイケメンだ。そしてこいつはめちゃくちゃモテる。まあ俺も多少はモテるがこいつほどではない少なくとも俺の知る限りでは一週間に一度は告白されている。多い時は5回以上されていた。


「おう、おはよう。」


そう挨拶を返す。


「どうかしたか。なんか少しボーとしているぞ。」


「ああ、いやなんか目標にしていたことを達成して少しな。」


「ああ、そういえばお前Sランクになったんだってな。今朝、ニュースでもやってたぞ。」


そうこいつは家族以外だと数少ない俺がダンジョン探索しているを知っている人間だ。まあ、クラスには他にも探索者登録しているのはいるが



「なあ、祐介ダンジョン配信をやってみないか。」


「うーん。」


ダンジョン配信か。まあ確かに前は勉強になるから色々見ていたが。まあ、ちょうど一人でダンジョン潜るのも飽きてきたところだし配信とやらをしてみるのもいいか。でもなあーいきなり生配信するのはちょっとなんか緊張しそう。


「やるのもいいけどいきなり配信はなあー。」


「なら、動画をとってそれでだんだん慣らしていけば。」


ああ確かにそれなら大丈夫そうだなよしそれで行こう。


「うん。ならそれで。」


「よし。じゃあ後で配信のこととか教えるから今日の放課後とか空いてるか。」


「ああ特に習い事とかしてないし。」


「じゃあ、俺が帰ったらお前の家行くわ。」


「OK。」


と、とんとん拍子で話が進んでいった。






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ピンポーン



家のインターホンが鳴った。多分修斗が来たのだろう。


ガチャ


扉を開けると案の定修斗がいた。


「じゃあ、配信に必要な機材買いに行くぞ。」


「ああわかった。」


どうやらダンジョン配信のドローンなどを買いに行くようだ。


しばらく修斗と話しながら歩いていたら近くの家電量販店についたようだ。




「うーん。」

取り敢えず一通り見たがどれがいいのかさっぱりわからないし何なら違いさえわからない。


「決まったか。」


「全然何が何だかわからない。修斗なんかオススメない。」


「うーん、じゃあこれなんかどうだ。どうせお前金はたくさんあるだろうから。」


まあなんだか分からないが修斗がお勧めするならこれでいいや。金も結構あるし。


「分かったこれにする。」


そうして買い物を済ませ家に帰り、修斗にアカウントを立ち上げてもらったり、機材の使い方を教えてもらいながら着々と明日の動画の録画のために準備を進めていた。





そして当日








○ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー○

【*作者のコメント】

初めての作品ということで拙いところなどもあると思いますが探り探りやっていきたいと思います。誤字脱字などの報告もよろしくお願いします。





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