僕が愛する数学

第1話

1+1=2これは"常識"出会ったが祖父と彼女は違った。

生前祖父は当時俺にこんな話を良くしてくれた

「1+1は2って知ってるだろ?だけど実は1+1は0でもあり1でも2でも3でもどんな数にもその人次第で変化するんだ」当時幼稚園に通っていた俺は何を言っているか分からなかった。しかしこれは俺が聞いた最後の言葉だったため意味は分からずとも記憶の片隅にはいつも残っていた。

しかし中学校に入ると祖父と同じことを言っている奴がいた彼女は転校生で彼女も祖父と同じように1+1はその人次第で変化すると言っている。その日はずっとその事で頭の半分を閉めていた(どう考えたって1+1は2じゃないかそれになんで人によって変わるんだよ馬鹿じゃないの...)

その日の晩、父にそのことを伝えると

「お前ならいつかきっとわかる社会では必要な事だ」との事ますます何が何だか分からなくなってしまった。