第36話:登場人物や舞台など改めて紹介
<ルザアット公国>
本作のメインの舞台となる公国。
公爵を頂点に貴族が治める世界屈指の強国。
宗教は二大宗教の教会が両方ともに存在している。
<ゼカナ都市>
規模は首都を一等とするのなら四等程度。
基本的には何でも揃っておりガクツチは気に入っている。
ガクツチがギルドを構える拠点。
アルスフェルド子爵家のクォイラ邸もここにある。
冒険者たちのトップはクラスCのピグ、クラン「ネンゼ」を率いる。
※中央大通り※
通称表通り。
ゼカナ都市のメインストリートの通称、治安は良く様々な店があり、多くの人でにぎわっている。
ガクツチが世話になっている大家さんの店もここにある。
※裏通り※
様々ある路地の一つ。
ガクツチがギルドを構えている裏通りは、人通りは余り無くぼったくりの店があるなど治安はあまりよくない。
※ギルド:ジョー・ギリアン※
本作のメインの拠点。
閑古鳥すらそっぽを向かれているガクツチ運営の弱小ギルド、当然の如く所属冒険者は0人。
ガクツチの住居も兼ねている。
元は大家さんの亡くなった父親が倉庫を改造した秘密基地。
ちなみにギルドの名前はギルドマスターの名前を付けるのが通例。
<アマテラス>
史上最速でクラスS冒険者まで上り詰めたガクツチ・ミナト率いるクラスSクラン。
ガクツチがクラスCに昇格した時に今のガクツチ、クォイラ、ティンパファルラ、ジウノアの4人で結成、エンブレムはヤタガラスを採用。
様々な伝説や陰謀が囁かれる中、もっとも有名な功績は、クラスS昇格を決めたキコ王国に出現した人類の主としての天敵、ドラゴンを犠牲者0名で討伐したもの。
高位冒険者としては異例で上流との繋がりがほとんどなく、かつ必要もしていない。それでいて功績を上げ続けているため、上流の嫌われ者。
その分政治的分野を少し苦手としているが、クォイラ嬢の動きの変化により、それも無くなりつつある。
:登場人物紹介:
<カグツチ・ミナト>
本作の主人公、異世界転生者。
無敵の戦闘能力というチートをもって転生して冒険者として登録、クラスCに昇格した時にアマテラスを結成し、史上最速でクラスS冒険者に昇格した。魔法は使えない。
クラスSに昇格した際、公国で男爵の爵位を叙されるが、クラスB時代より上流世界のしがらみやロクでもない輩の相手にうんざりしていた。
やけくそになって「俺に依頼したければ黒髪ロング巨乳美少女を連れてこい」と言い放ったところ、本気に取られて芸能界ばりの方法で女性提供を受けて、今までの色々な鬱憤が一気に爆発、一方的に辞表を書いてクラスSを引退する。
以上の反省を活かして、今度は自分が目指した冒険者になるために、顔と名前を変えてクラスD冒険者として活動している。
なお、ジョー・ギリアンとはガクツチが好きな漫画の主人公が良く使う偽名から拝借した。
<クォイラ・アルスフェルド>
アマテラスのメンバーであり、役割はサポート。
公国のアルスフェルド子爵家当主、ルゼホード子爵の実娘。
幼い頃から生活魔法について類まれな才能を持つも、上流では必要とされおらず、かつ性格も変わり者で上流に馴染めず、政略結婚も拒否し孤立することになったが本人はさほど気にしてはいなかった。
とはいえ退屈な生活の中、そこから冒険者としての才能を見出してスカウトしてきたガクツチ、そして世界を舞台に活躍出来たアマテラスの他のメンバーのことはとても大事にしている。
他のメンバーもそれが分かっているため、クォイラのいう事は素直に聞く。今は上流の活動も熱心に行っている。
なお戦闘能力についてはアマテラスでは非戦闘員扱いだが、クラスC程度なら文字通り赤子の手をひねるレベルで強い。趣味は読書。
<ティンパファルラ・ルーデンバーグ>
アマテラスのメンバーであり、役割は情報収集。
幼い頃より、知的好奇心の塊でありながら、自分のペースを一切崩さなかった為、学生時代から神童と謳われるも理解者がおらず、ずっと孤独だった。
大学も公国の最高学府に入学するもすぐに中退、後は図書館で知識を収集してはダラダラ過ごすという才能を浪費する日々だったが、ガクツチより冒険者としてスカウトされて以降、冒険者の自由な気質が自分の性に合ったのかメキメキと頭角を現し、知恵の樹の深淵レベルのアクセス権を得て、アマテラスの情報収集について担当する。
上記の理由からアマテラスの事は大事に想っており、クォイラとジウノアとも親友、趣味は変わらずの深淵を泳ぐこと。
<ジウノア・セテル>
アマテラスのメンバーであり、役割は回復担当。
類まれな回復魔法の才能を持って生まれた彼女は、両親不在の貧困家庭で生まれ育ち、弟と妹達を養うために、才能を一番活かせるフェノー教に入信する。
その魔力の強さで司祭にまでは、あっという間に出世するが、組織に全く馴染めず、上司にたてつくことも多かったため、下からの人気はあったが、窮屈な思いをしていたところをガクツチにスカウトされる。
以降聖職者と冒険者としての二足の草鞋を履くことになるが、アマテラスの功績に応える形で、組織も忖度をしなければならなくなり、上司に嫌われたままで大主教にまで出世する離れ業をやってのける。
趣味は、演劇鑑賞やらギャンブル、ガクツチと趣味が合うため2人で遊びに行くことも多い。
:その他の登場人物:
<ルールア・ホリア(大家さん)>
ゼカナ都市の中央大通りに八百屋を構え夫婦で切り盛りしている。
八百屋は繁盛しており、アルスフェルド子爵家に野菜を卸している御用達店。
息子3人を育てた肝っ玉母さんで面倒見がよく優しい。
ガクツチからすれば、管理物件への不法侵入を勘弁してもらった上に、店子として入居を許してくれた上に家賃も滞納するも何だかんだで追い出されず面倒を見てくれるという、自分の第二の冒険者人生の生命線を担っているため頭が上がらない。
大家さん自身もガクツチを「馬鹿」とは思いつつも性根の良さは理解しているため、関係は良好。
<ホヴァン・オンド>
ゼカナ都市、ギルド・ドードに所属しているクラスD冒険者。
辺境の都市出身で、今はゼカナ都市で住居を構えている。
女に弱く惚れっぽい、しかし裏表がなく気がよく、戦闘能力も高く度胸もある、冒険者としては非常に頼れる存在。
ガクツチとホヴァンとはゼカナ都市で知り合い意気投合、親友となる。
<ルード・ノアド>
ゼカナ都市の憲兵詰所の所長、階級は憲兵少尉。
幹部学校出のエリートであり実はいい所のボンボン。
親父は憲兵少将で、太いパイプを持っており、上流との繋がりもある。
飄々としており、憲兵としては凄腕の部類に入る。
ホヴァンと同様、ガクツチとゼカナ都市で知り合い意気投合、3人は親友となる。
<セシル・ノバルティス>
公国にいるもう一人のクラスS冒険者。
財閥の御曹司であるが、幼い頃からのエリート教育で文武両道に世界的な才能を発揮するが、学院生時代はエリートが集う学校で同じ有力者の子息子女で徒党を組み傍若無人の暴君、そして財力と能力と恵まれた容姿で女子生徒達の憧れの的であった。
卒業後、財閥が運営する冒険者学校に入学し、冒険者として活躍、学院時代で徒党を組んでいた上流の生徒達の繋がりで功績を上げ続け、財閥から初の貴族入りを果たし、公爵に気に入られ今では子爵の地位を得ている。
唯一の欠点は女好きなところだが、美人であれば年齢立場問わず様々な女と浮名を流しているものの、異性のトラブルは財閥の力と冒険者の立場で潰している。
ガクツチとは冒険者の立場もやり方も対極的であるから良く比べられているが、王道のクラスSと言われている。
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