3-3
〈ロゴス〉の
『うわ、大丈夫!?』
理亜の声がした。
「大丈夫です! ちょっと戦ってみます!」
『……わかった!』
芙蓉は会話しながらも
すると〈ギメル〉は光剣を
火力が足りていない。
「“
シェキナー・ステラ――
シェキナーが変形する。その間も、〈ギメル〉はとんでもない速度で
――速い。速すぎる。
芙蓉も
〈ギメル〉の
〈ギメル〉があまりにも速すぎて、
『芙蓉くん!』
ふいに、理亜の声がした。〈ギメル〉の背後にある
彼女は一人で〈ガナン・タイプ〉と〈トルカン・タイプ〉の
「――!」
芙蓉が守りを捨てて斬りかかる。
左腕でそれを防いだ〈ギメル〉は、
がきん、と
敵の
またとない
命中。
命中に次ぐ、命中。
――だったら、防御できない
「“
シェキナー・フレア――連射がきかない代わりに高火力
だが、それを
金色の制圧躯体は空中へと
それは
ふたつの光剣の間にプラズマが
「やば――」
大火力砲撃だ。
その
「……っ!」
芙蓉は無理やり
『あっぶなあー! 死ぬかと思ったーっ』
理亜の
ちらと地面を見ると、巨大なクレーターが二つ出来上がっている。恐らく、かすっただけでも
〈ロゴス〉が空中で弓を引く。〈ギメル〉はすでに三射目の
シェキナーにエネルギーが
発射。
すさまじい光と共に、空中で
シェキナー・フレアの大火力射撃と〈ギメル〉の大火力砲撃が正面
意識がもうろうとする。
芙蓉は一瞬気を失いかけた。なんとか意識は保っていたものの、めまいがして
敵が
『まだ生きてんね! よしっ!』
そこへ、
理亜だ。〈アーヴィン〉が、倒れて動かない〈ロゴス〉の前に
前方で
続いて、〈アーヴィン〉は両肩のアサルトライフルと左腕のグレネードランチャー、右腕の三十ミリライフル砲を
彼女はただそれらをばらまいているわけではない。全てが『計算』されていた。〈トルカン・タイプ〉を
『――来たっ!』
しかし、〈ギメル〉だけは
金色の制圧躯体が
〈アーヴィン〉が両腕の武器を連射する。しかし、敵の鎧には傷一つ付けられなかった。
〈ギメル〉が
〈アーヴィン〉と〈ギメル〉には、
それでも、理亜に迷いはない。
冷静に、当然のように、〈アーヴィン〉が
しかし、それすらも理亜の『計算』だ。
パズルのピースが
そのコンマ数秒で、〈アーヴィン〉は右腕のBSR-5ロケットランチャーを〈ギメル〉の胴体にたたきつけた。
――ゼロレンジファイア。
『あとは任せた!』
〈アーヴィン〉が
「……了解」
芙蓉が短く返答する。理亜は十分な時間を
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます