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“好きなのに遠いのは嫌だ…”
そうやって、一生懸命
繋ぎ止めようとしてくれた君の小さな手を
どうして遠くへ
突き放したりしたのか
“───やだよ……っ
朝岡さんと離ればなれになるのはもう嫌だ……っ……”
そう擦り寄ってくる君の手を
鎖にでも掛けて、どこかに閉じ込める事が出来たなら
こんな自分勝手な思いに振り回される事なんてなかっただろう
“いつも一緒、ね。”
そう笑ってくれる君の事
永遠に失わずに済んだのに
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