2024年11月3日 23:00
第十七話 文化祭への応援コメント
『ありのままに言う企画』から失礼します。ここまで読ませて頂きました。 作品の感想といたしましては、夢に真摯でひたむきだった彼らが、最後に夢を捨てる舞台を精一杯こしらえているというのが、なかなか感じ得ない哀愁で気に入りました。ラストにその後を見せないのも素敵な演出ですね。 ただ! それ以上に! なんならそれをかき消してしまうほど! 文章がよくありませんでした。とにかく疲れてしまうというか、正直、40000字と少しの文章量でこれほどまでに疲れると思っていませんでした。 なんというかもっと、『今ここでこの文章を書く意味』を逐一考えながら文章に向き合ってほしいなと思います。絶対考えていないだろって思ってしまう文章がちらほらありました。 例としてコピペしてきたこちら『 音楽大学に行く、演奏家になる、作曲家になる。それがまったくの夢でしかなく、実現可能性がゼロであるなら、妄想として話をしても楽しかっただろう。けれど、私たちはそうではない。希望的観測かもしれないけれど、実現可能性は模試でいうB判定くらいはあると思う。 平川くんはピアノも習っていたし真面目に吹奏楽をやっているだけあって音楽の素養はあるし、絶対音感があるから入試のソルフェージュには有利だ。私もそこそこピアノは弾けるし、初見演奏は得意な方だし、曲のポートフォリオもある。県内の私立音楽大学の入試は(何せ最近は定員割れなので)突破できるだろうし、ちゃんと準備できれば国立や有名な音楽大学も夢というほど遠くはないはずだ。』を見て欲しいのですが。 ここの『実現可能性は模試でいうB判定くらいはあると思う。』という文章があるのなら、『平川くんはピアノも─』から先の文章はぶっ飛ばせるんですよ。書く必要がありません。 なぜなら、『B判定くらいは─』と『平川くんは─』の文章は効果が同じだからです。どちらも『頑張って目指せば全然行けるかも』と伝えるための役割があって、この二つの文章は役割が被ってしまっているんですよね。 つまりですよ、平たく言うと、同じことをもう一回書いているんです! 文章を書く意味に向き合えばこうはならなかったと思います。そういった箇所が少なからずあり、なんなら役割や効果もあまり無さそうな文章もあって、あんまり流し読みとかしたくないタイプのあばらはほとほと疲れてしまいました。 だってこれは要するに、100を150で伝えているようなものなんです! 文学にしたいのなら、100の中身を75や50の文章にして、だけどしっかり100として伝えられるのが面白さだというのに! でもこの作品は150にしてしまっているので、もう味を摂取できないガムをさらに噛ませてくるようで、読むのに飽きが回ってしまいます。 これは予想ですけど、この作品は人に向けての調整をされていないのでしょう。人に見られる意識が足りないと言いますか。この作品をプレゼンだとした時に、おそらく作者様はプレゼンが下手なのだろうと感じます。 そのせいで同じ意味、同じ役割、同じ効果の文章を重ねてしまったのではと思いました。……あと言いたいのが、会話シーン! この際だからはっきり言いますけど、すごく心が動かないだらけた会話を書き出して何がしたかったんですか!? 本当に、この文章やあの会話を書く上での、もたらされる恩恵の期待や、書いたことによる懸念点などを、考えながら書いて欲しいなと思いました。 以上になります。 企画に参加いただきありがとうございました! 感謝申し上げます!
作者からの返信
素敵な企画をありがとうございました!そしてよく最後まで読んでくださいましたねこの作品を!?文法はきちんとしているけど読みにくいよなこの作品、と思って人の意見欲しさに企画に投げましたが、何せ参加者が多いので……何とも運が良い。ご指摘にドキッとし続けていました。本当にその通り……「締め切りに間に合え!」とほぼ脳から直で書いた作品でございます。自分の脳みその癖をご指摘いただけて良かったです。放っておくと一度表現したことを言い換えたがり&詳細化したがりなんだな、この脳みそ。以後気をつけます。会話文が下手は前々からですがやっぱり下手なんだなと再確認しました。リアルで喋れないのがそのまま反映されています。まずは会話のHowTo本を読むところから……(最近は犬としか喋っていないので)。忌憚のない感想を本当にありがとうございました!
第十七話 文化祭への応援コメント
『ありのままに言う企画』から失礼します。ここまで読ませて頂きました。
作品の感想といたしましては、夢に真摯でひたむきだった彼らが、最後に夢を捨てる舞台を精一杯こしらえているというのが、なかなか感じ得ない哀愁で気に入りました。ラストにその後を見せないのも素敵な演出ですね。
ただ! それ以上に! なんならそれをかき消してしまうほど!
文章がよくありませんでした。とにかく疲れてしまうというか、正直、40000字と少しの文章量でこれほどまでに疲れると思っていませんでした。
なんというかもっと、『今ここでこの文章を書く意味』を逐一考えながら文章に向き合ってほしいなと思います。絶対考えていないだろって思ってしまう文章がちらほらありました。
例としてコピペしてきたこちら『
音楽大学に行く、演奏家になる、作曲家になる。それがまったくの夢でしかなく、実現可能性がゼロであるなら、妄想として話をしても楽しかっただろう。けれど、私たちはそうではない。希望的観測かもしれないけれど、実現可能性は模試でいうB判定くらいはあると思う。
平川くんはピアノも習っていたし真面目に吹奏楽をやっているだけあって音楽の素養はあるし、絶対音感があるから入試のソルフェージュには有利だ。私もそこそこピアノは弾けるし、初見演奏は得意な方だし、曲のポートフォリオもある。県内の私立音楽大学の入試は(何せ最近は定員割れなので)突破できるだろうし、ちゃんと準備できれば国立や有名な音楽大学も夢というほど遠くはないはずだ。
』を見て欲しいのですが。
ここの『実現可能性は模試でいうB判定くらいはあると思う。』という文章があるのなら、『平川くんはピアノも─』から先の文章はぶっ飛ばせるんですよ。書く必要がありません。
なぜなら、『B判定くらいは─』と『平川くんは─』の文章は効果が同じだからです。どちらも『頑張って目指せば全然行けるかも』と伝えるための役割があって、この二つの文章は役割が被ってしまっているんですよね。
つまりですよ、平たく言うと、同じことをもう一回書いているんです! 文章を書く意味に向き合えばこうはならなかったと思います。そういった箇所が少なからずあり、なんなら役割や効果もあまり無さそうな文章もあって、あんまり流し読みとかしたくないタイプのあばらはほとほと疲れてしまいました。
だってこれは要するに、100を150で伝えているようなものなんです! 文学にしたいのなら、100の中身を75や50の文章にして、だけどしっかり100として伝えられるのが面白さだというのに! でもこの作品は150にしてしまっているので、もう味を摂取できないガムをさらに噛ませてくるようで、読むのに飽きが回ってしまいます。
これは予想ですけど、この作品は人に向けての調整をされていないのでしょう。人に見られる意識が足りないと言いますか。この作品をプレゼンだとした時に、おそらく作者様はプレゼンが下手なのだろうと感じます。
そのせいで同じ意味、同じ役割、同じ効果の文章を重ねてしまったのではと思いました。……あと言いたいのが、会話シーン! この際だからはっきり言いますけど、すごく心が動かないだらけた会話を書き出して何がしたかったんですか!? 本当に、この文章やあの会話を書く上での、もたらされる恩恵の期待や、書いたことによる懸念点などを、考えながら書いて欲しいなと思いました。
以上になります。
企画に参加いただきありがとうございました! 感謝申し上げます!
作者からの返信
素敵な企画をありがとうございました!そしてよく最後まで読んでくださいましたねこの作品を!?
文法はきちんとしているけど読みにくいよなこの作品、と思って人の意見欲しさに企画に投げましたが、何せ参加者が多いので……何とも運が良い。
ご指摘にドキッとし続けていました。本当にその通り……「締め切りに間に合え!」とほぼ脳から直で書いた作品でございます。自分の脳みその癖をご指摘いただけて良かったです。放っておくと一度表現したことを言い換えたがり&詳細化したがりなんだな、この脳みそ。以後気をつけます。
会話文が下手は前々からですがやっぱり下手なんだなと再確認しました。リアルで喋れないのがそのまま反映されています。まずは会話のHowTo本を読むところから……(最近は犬としか喋っていないので)。
忌憚のない感想を本当にありがとうございました!