第36話

『ゆなちゃん!!』


「ハァッ…ハァッ…」


『どした?発作?』


「ん…」


『どこ苦しい?』


「ハァッ… ん~っ…」



この前のと違う…



ギュッ


『辛いよな、どうしたら楽?


救急車呼ぼか?』


「んん…」


何も答えず首をふるだけ…



『どぉしよ…』


「っ…だ…ぃじょ…ぶ…」


『大丈夫じゃねぇだろ!』




どぉしよ…


ゆーじさん呼ぼうか…

でも、ゆなちゃんが病気のこと内緒にしてたら?


ん~…


ガチャッ


「隆矢!」


『ゆーじさん!ゆなちゃんが!』


「やっぱり…ゆーな、さっき俺のコークハイ間違えて飲んだんだよ!俺の酒が減ってるからおかしいと思った…

こいつ薬飲んでるから酒だめなんだよ…」



『それで…。



前、俺が見た発作とは違って…』


「落ち着け。前にも間違えて酒飲ませたことあるんだけど、自然に落ち着いたから…」


『そぉですか…


でも、さっきよりはマシな気がします』



「隆矢、そのままついててやって?先帰ったってみんなに言っとくから…」


『はぃ』


「ゆなの家…」


『知ってます。』


「そぉか。あと、発作、あまりにも治まらなかったらこれ、主治医の番号だから。


あと頼むな?」


『はい!』


ガチャッ バタンッ

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