寺田寅彦先生が大量の随筆を書いていた

島尾

寺田寅彦全集

 私が敬愛する寺田寅彦大先生は、明治に土佐に生まれ、私と同じ高校(当時は尋常中学)を卒業した。科学者であり、「天災は忘れたころにやってくる」「恋は盲目」等の名言で知られる。自分がこの彼よりも尊敬できる歴史上の人物は誰一人としていない。それほどまでに私は先生と共鳴したようなのだ。


 それで、青空文庫で「神田を散歩して」という随筆を見つけて読んでいた。しかしその作品は、自分が持っている「寺田寅彦随筆集1~5」には掲載されていなかった。サイトの最下部に「底本:寺田寅彦全集第三巻」とあったので図書館のサイトで蔵書検索をかけてみたものの、寺田寅彦全集第三巻はあったが、なぜか目次に「神田を散歩して」は見当たらなかった。残念である。


 最近、私はなんとなく文章を書く気になれなかった。youtubeで自分語りと旅記録をうpしているが、カクヨムの活動は0だった。今日、寺田寅彦全集が全30巻もあることを知り、「寺田寅彦随筆集1~5」だけではなかったことを知った。考えてみれば、先生がこつこつと毎日(にちかい頻度で)随筆を書いていたと仮定すると作品の量がかなりのものになるのは頷ける。


 私はこれに触発された。さて、新しい自分の随筆を書こうかと思う。

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