第45話 なんか久しぶりな気がするダンジョン配信
はっ!?僕は一体なにを!?
「あ、直りましたね。」
「...なぁ、ゆ...い。今僕は一体どういう状況だ?」
「私が膝枕してます。」
「(スッ)さーて今日もダンジョン配信やっていこう!」
"スルースキルえぐw"
"何もなかったかのように立ち上がるやんw"
"しかもなんかキャラ微妙に違うしw"
はて?キャラが違うとはなんのことやらー。
「棒読みになってますよ。」
「読心術使わないで!?」
「...無理っぽいですね。」
「っぽいとか言わないで!?自分のことはちゃんと確証持ってよ!?」
"あ、東風っぽくなった"
"ボケじゃなくてツッコミに回ってるけど"
"あれじゃね?最初期(といっても9日ぐらい前)の頃、暗殺者じゃないって否定してた時の東風と似てるんじゃね?"
"確かに似てるw"
「あのノリは本当にやめてくれ。弁明のしようが無い。」
「だ、そうです。分かりましたね?」
"はい!"
"はい?"
"は...い"
"言い分けが良いと思ったら歯切れが悪い奴と理解してねぇ奴がいやがる"
「大丈夫です、徹底的に布教するので」
「やめろゆい。ま、んなこたぁどうでもいい、レッツダンジョン!」
入場!
階層中心部にでかい城があって、曰く名古屋城と非常に似通っているとか。んで、金のシャチホコを盗ろうとしたら、トラップが発動して、なんかこう...ヤバいことになるらしい。
「いやちゃんと説明しろよ神。」
思わずボソッと言ってしまったが、配信にも乗らず、夢唯にも聞こえてないようだ。危ない危ない、セーフ。」
「なにがセーフなんですか?」
「え、声に出してた?」
「危ない危ないのところから。」
「じゃぁいいか。」
深追いはしてこないだろう。で、話を戻して、名古屋城の中に入れるのは第4層からで、第8層の天守閣がボス。ちなみに1層は城の外周、2層は外堀、3層は内堀。あの神、城の構造なんて全く知らなそう。(悪かったなおい)
まぁー長々と説明しても意味ないか。
右手に拳銃を持ち、ゆっくりと上に上げ...
パァン!
銃声が鳴ったとき、歩き始めた。
"ここでもやるのかよw"
"やりすぎやりすぎw"
"しかもなんか変わってたしw"
"火薬の無駄遣いバージョン2ってとこかな?"
"バwーwジwョwンw2www"
"草"
狙いは刀かな。クナイと手裏剣はまぁあったらいい程度で。農民......あれ?ドロップなんだっけ?
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