第44.5話 神についての話

「あぁ、あいつに神なんて言うのは正直癪だけど一応この世界を作ってるらしいから。まぁあの神はスマホぶっ壊しまくってるだけだけど。」


"神もスマホを使うんだ..."

"いや、何をどうしたらぶっ壊しまくるんだよ!?"


「スマホさんが体調不良だからとのこと。ちなみにスマホが壊れてる間スマホに勝手に玲奈れなってそのスマホに名付けてたね(実話)。狂ってるよね、本当に。」


"てかさっき、じゃなくてって言ってなかった?"

"確かにその辺気になる"


「あー、えっとねー、あいつ曰く、主人公などの視点主の視界外のところの世界は実際は作られていないとかなんとか。だからどの県にどんなダンジョンがあるか分からない、いわばシュレディンガーの猫状態(観測するまで結果が分からないこと)になってるらしい。」


"...?"

"流石にありえないって"

"なるほど、じゃあその視点主って誰のことだ?"


「..................」

「私が代わりに説明させていただきます。単刀直入に言いますと、東風様がその視点主......いえ、主人公なんですよ。夜桜洋和から念で今説明してくれました。」

「ちょ、あい、え、ちょ、え、あい、えぁ、おあ、ちょ、い、あ、る、へ、ちょ、」

「あちゃー、混乱状態になってしまいましたか......とりあえず膝枕でもしときます」


"おい東風そこ変われ"

"嫉妬されまくるな、これからあいつは"

"ってか、何で主人公ってだけで混乱したんだ?"


「まぁ、主人公の周辺では色々起きやすく、それらを解決しないといけませんから、責任が重かったのかも知れません。」


"そうだったのか..."

"責任なんて他人に押し付ければいいのに"

"その言い回しは良くないぞー"

"...あれ、ゆいさんってコメント閲覧機器持ってたっけ...?"


「......ふふっ。」




※実は普通にスマホで東風の配信を見て、そのついでにコメント欄を見てるだけ......だけ?だったりする。

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