2次元と3次元を行き来する学生ダンジョン配信者

第23話 ダンジョン持久走とプレゼント

"うっわぁ..."

"見事なまでに無限回廊だぁ..."

"余計にたちが悪いのは無限回廊なんて中級以下には存在しないからただただ体力がえぐられるだけの場所なんだよなぁ"

「ある意味モンスターハウスよりえげつないってこれ...まぁ...走るか。」

"えーと、この時間どういう時間になるんだ？"

"さぁ？"

"便利だなそれ"

「そういやあの同級生（狂信）が明日誕生日迎えるんだけど、その本人にプレゼントくれって言われた僕はなにをプレゼントしたらいいと思う？」

"黒猫の付け耳"

「それは100ない。」

"うーん、誕生花とか？"

誕生花ねぇ...4月21日の誕生花は...勿忘草？花言葉は...「真実の愛」「真の愛」「私を忘れないで」ねぇ。狂信って真の愛っていえるのかねぇ...

"もしくは誕生石とか"

家族の絆を育むブルームーンストーンと勇気をくれるスタールビー...なんか違うよなぁ。

"まぁ普通に甘味でもいいんでない？"

「いやぁ...あの人生涯残るものが欲しいと思うんだよなぁ...」

"無限回廊はまだまだ続いてるなぁ..."

"もういっそのこと東風本人をプレゼントにすればいいんじゃない？"

「それじゃ僕が死ぬと何も残らないでしょ。もっとちゃんとしたものをプレゼントしないと」

"名前を渡せば？二つ名的な"

ありかな？それw...

「まぁ、考え付かないからなしだね。」

"無限回廊はあとどんぐらいで終わるんだろうか..."

"神（夜桜洋和）にでも言っていい感じの能力を渡せば？"

「いやもう渡す能力決めてるらしいよ、それにそれじゃ僕からのプレゼントにならないでしょ」

"もう魔式科学兵装渡せば？"

「もうそれでいいや...」

"あ、7層への階段だ"

"狙い澄ましたタイミングだなおい"

"文句は神にでも言ってくれ"

せっかくだし、ボスの魔式科学兵装渡すか...黒猫の付け耳みたいに、魔力を消費せずに使えるやつがいいよな...

さて、7層はどんな場所だ？無限回廊じゃないといいんだけど...

...いきなり真正面にボス部屋はないやろ...