済日記

第1話 10/19 マカロニとじゃがいも

疲れて仕事から帰ってだらだら

同居人は食欲がないらしく晩御飯はいらないというので(多分お腹が空いたら自分で何か作るだろう)自分のためにじゃがいもマカロニスープを試作。

じゃがいもの皮を剥き、賽の目切り

鍋の中へ。

火にかけている間に玉ねぎを薄切り

沸騰したら玉ねぎも鍋に入れ、じゃがいもに火が通るまでしばし待つ。

じゃがいもが箸に刺されてあっさり崩れるほど柔らかくなったらマカロニ(ポポロマカ)を手のひら3杯分くらい入れて茹でる。

この辺りで想定よりかなり水が蒸発しており、焦る。蓋をしてなんとか誤魔化し誤魔化しやっていく。

マカロニもくたくたになったら創味シャンタンを小さじ1杯くらい加え溶けたら牛乳をひと回し入れる。この辺りで

「チーズも入れたら美味いか……？」と考えたが一度見送る。

卵を１つ割り入れ、火を通したいがもうとろみのついた汁が鍋端で悲鳴をあげている。

水分量が足りない。

見通しの甘さが時間差で招く焦り、後から水を足すわけにもいかない(気がする)状況にうっすらと「人生」を感じてしまうが

火を止め、余熱に願いを込めて再び蓋をする。ふたふた。

願いは聞き届けられ卵はいい感じに半熟となったが、お椀によそうときにズルン！と白身だけ抜け落ちてしまい、ウケた。

実食。火が通ってほろほろのじゃがいもとクタクタのマカロニと玉ねぎがお腹を温めて美味しい。塩気もちょうど良い(と個人的に感じる)

牛乳のおかげで「給食っぽい」雰囲気が出てそれも嬉しい。創味シャンタンの中華味に牛乳加えてもよかったんだね。

成人してから却ってこども舌になったと常々思う。

すっかり汁気を失い、スープどころかクリーム色したツヤのないマッシュポテト然とした見た目。

ビジュアルに優れていると言い難いが、人に振る舞うものでなし、良いだろう。

てのひら3杯分のマカロニは思いの外膨らんだが運の良いことに美味しくできた。たくさん食べられて嬉しいと思う。

明日は早いので、できるだけ早く眠りたい。

追記:今気づいたが、普通に炭水化物×炭水化物の飯なので健康には良くないと思った。

美味しいのでまた作るが……