第7話
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雲一つない晴天の空の下、私は目的の場所へ向かっていた。
思いがけない事故に遭遇してしまったため、予定の時間より1時間ほど遅れてしまった。
目的の建物に着くと、足早に中へ入り、ある人が待つ部屋へと向かった。
“401 水野かすみ“
そう書かれた病室の扉を開ける。
窓側のベッドに横たわっている彼女は、穏やかな顔をしている。
「カスミさん、来たよ」
白くか細い手に触れ、そう声を掛けるが、依然表情は変わらない。
「そうだ、お土産持ってきたんだ」
私は持ってきた紙袋から透明の瓶を取り出した。
瓶の中には花と液体が詰まっており、光に当たるとキラキラ輝いてとても綺麗だ。
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