第35話 幻想装備たちの不思議なダンジョン攻略―2

タワラ:

「さあ、出来たぞ!料理は好きなものを食べてくれ!!」


・タワラの呼び掛けに応じる様に参加しているみんながそれぞれ料理を受け取っていく。

即席で作られた大型のテーブルにズラっと料理が並べられていった。

出来立てホカホカの料理はおにぎりを始め、簡単なものからそれなりに手が込んだ

物などよりどりと言っても過言ではない料理の数々が満漢全席の如くあった。


エクスカリバー:

「うわぁ~どれもこれも美味しそうだね~」


ムラマサ:

「和食も結構あるな」


ジュワユース:

「味噌スープか、確かポークスープとか色々種類があるんだっけ?」


クサナギ:

「選り取り見取りだな」


・歓心の声を上げるクサナギ。

そんなこんなでキャンプ陣営はちょっとした交流会の様な有様となっていた。


デュランダル:

「―――しかし、ダンジョン攻略の為の演習とは思えない状態になっているな」


グングニル:

「まあ、いいじゃないか。神話・伝承・逸話問わずの名だたる武器・防具が一同に

会すというのは滅多にないことだよ?経験としては大事大事よ」


ムラマサ:

「――――神話の・・・主神の武器がそれでいいのか?」


・呆れ気味に豚汁をすするムラマサ。

その会話に続々と他の面々も加わっていく。


ダーインスレイヴ:

「伝承なぁ・・・オレなんか持ち主含めて全滅させないといけないとかいう呪いの

武器だからな」


ティルヴィング:

「ダーインスレイヴほどじゃないが自分も呪いの武器としてはそこそこだからね」


バルムンク:

「つか北欧の武器・防具って大概呪いが付与がセットされているよな」


アスカロン:

「幻想が関わると代償が伴うというのは良くあることもなのかもしれんですな」


トツカノツルギ:

「しかし―――本当に錚々たる面々ですな・・・それだけのことをする必要がある、というべきほどですか?今回、攻略するダンジョンとやらは――――」

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