ファンタジーな異世界に転生したので、ハーレム目指して頑張ります

果物 太郎

第1話 あ、これ…ラノベで見たやつだ。

「ふんふふ~ん」


 金曜日、授業を頑張った後の放課後、ラノベの新刊を買ったこの俺…宮野勇太みやのゆうたは鼻歌を歌いながら帰り道を歩いていた。

 今の俺なら何でも出来るのではないかと錯覚するほど、気分が良い。

 いや~、一週間頑張った後のラノベご褒美…。 もう、最高である。 最&高である。


「ふんふ…おっと、危ない危ない」


 気分が上がりすぎて、信号無視するところだった。


 信号待ちをしていると、誰もいない向かい側に茶髪のボブヘアーの可愛い女の子がやってくる。

 いや、ホント可愛いな…。 パッと見、高校生かな? あ~、あの子くらい可愛い子と付き合いたいな~。


 信号が青になったので、俺は歩き出す。

 可愛い子はスマホを見ているのか、信号が青になったことに気づいていないようだ。

 可愛い子は俺が横を通ると、さすがに気づいたのか、信号を確認して歩き出した。 いや~、めっちゃ良い香りがするし、可愛い。 歩きスマホは危ないからやめたほうが良いと思うけど。

 俺がチラッと可愛い子を見ていると、可愛い子が通っている横断歩道に向かってトラックがやってくる。


 ん? あのトラック、あのスピードで止まれるのか? いや、いやいや、時速何キロとかはわからないけど、あのスピードは危ない! て、可愛い子気づいてない!?


 俺は思わず走り出して、可愛い子を突き飛ばす。

 トラックはそのまま俺に向かって、突っ込んでくる。


「…あ」


 死んだわ俺。




「あう?」

「○、△▼◆◇◎▲□! ○●▲◇! ▲●◎◇○□△◎◇▲▽!」

「◇◎▽▲●□。△■◎◇▽□○」


 ん? あれ? 俺、トラックに轢かれたはず。 この感じ、ベッドの上か? てことは、ここは病院? でも、病院の天井って木材だっけ? 建材はわからないけど、白いイメージがあるんだけど……。

 とりあえず、声がしたほうを見てみる。

 俺の視界に、黒髪の男女がいる。 でも、その瞳が男は緑、女性は水色……。 外国人? てか、なんて喋っているんだ?


「うー」


 うー? あれ?? うまく喋れない?


「あうー」


 とりあえず、手を伸ばしてみる。 うん? うん、うん?? 手、小さいな……。 まるで、赤ちゃんの手みたいだぞ?


 手をグーパーグーパーしていると、突然手を握られる。


「▽◇◎◆、□●△▲○。○▽◎●◇◆□△」


 視線を向けると、そこには何を言っているのかわからないけど、黒髪のミディアムヘアの可愛い少女が微笑みながら、こっちを見ている。 その瞳は緑。


 あ、これ…ラノベで見たやつだ。


 俺、転生したわ。



~あとがき~


 はい新作です! もう、モチベが無さすぎて、かれこれ半年以上執筆をしていなかったわけですが…。 さすがに、このままではまずいと思い、この作品でモチベを上げようかと思います。

 とりあえず、二日に一回は更新できるように、頑張ります。


 この作品…「ファンタジーな世界に転生したので、ハーレム目指して頑張ります」のこと、よろしくお願いします!

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