第36話 お疲れ様

 獲得!

 PV48と☆0個!


 PVは普通。

 チョコレートが買えて、う○い棒を買ったら、終わりだな。

 現在、残り151リワードと☆24個。


 癒しの時間はチョコレート、12粒入った奴ね。

 今回はホワイトチョコレート。

 119リワード、ぽちっとな。


「さあ、喧嘩せずに3個ずつだ」


「では、さっそくですわ。なんというコクと旨味。しかもとろけます。香りも良いし極上の品ですね」

「前に食べたチョコレートと見た目は違うけど味はあんまり変わらないわね」

「ですね。でも見た目が違うと味も少し違うような」


 目をつぶって食べたら区別はつかないかもな。

 なんとなくホワイトチョコレートの方が苦みが少なくて、ミルク感があるような気がする。


「ごちそう様でした。この味は一生忘れませんわ」

「機会があればまた贈らせてもらうよ」


 前回、俺達が食えなかったう○い棒。

 13リワード×3、39リワードぽちっとな。


 今回はチーズ味にしてみた。


「チーズね。サクサクして美味しい。こういうお菓子は食べたことがないわ。庶民の味っぽいけど、さすが神の世界の食べ物ね」

「サクサクが美味しいです。チョコレートを食べた後なので余計に美味しいです。交互に食べたいような」

「甘いのとしょっぱいのを交互に食べると、永久機関だよな」


 コメント行こう。

 コメントは4つ。

 夢の話か。

 どんな夢だろうな。


 ロナー殿下の処刑だ。

 ロナー殿下が持っている杯に毒が注がれる。


「王族や貴族に生まれて王を目指して何が悪い。ケン、貴様も同じだろう」

「うんにゃ、全然違う。王女様、褒美はシーラを伯爵家の養女ということでよろしく」

「よろしくってよ」

「今回の戦争の褒美が平民を貴族の養女だって、馬鹿にするな」

「お前とは違うんだよ。じゃあな」


「叔父様は毒を飲む勇気も持ち合わせていらっしゃらないようです。手伝ってあげなさい」

「何をする。俺は王弟だ。俺がいればマンド国と同盟関係になれる。くっ、やめろ。あああっ。ぐふっ……」


 最後まで締まらない奴だったな。

 王都に帰ると、シーラはさっそく伯爵家の養女になった。

 そして、俺と婚姻を上げた。

 それからは、波あり谷ありだったけど、概ね幸せだった。


 ああ、眠い。

 じいじは眠いんだ。

 眠らせてくれ。


 ひ孫が何か言っている。

 だがフェードアウトした。


 パンパカパーン!

 ガチャの結果発表。

――――――――――――――――――――――――

https://kakuyomu.jp/users/455834/news/16818093089351003773

 大当たり、1億リワードと、全スキルと、白金のたわしじゃ。

 凄いぞ。

 やればできるではないか。

――――――――――――――――――――――――

 なにっ、1億リワードが当たっただと。

 おまけに全スキルが当たったと。

 ついでに白金のたわしが当たった。


 うほほい。

 よし、シーラ、何でも好きな物を言え。

 牛丼が食べたいだって。

 すき焼きにしよう。

 黒毛和牛の良い肉の。


 あれっ、シーラは既に死んでいたような。

 全スキルがある。


「【蘇生】【若返り】」

「坊ちゃま、シーラは幸せです」

「うんうん、俺も幸せだよ。白金のたわしがあったな。銀のたわし5個で金のたわし1個。白金のたわしだと金のたわし5個分か。何が起きるんだろうな」


 白金のたわしが缶詰になって、缶詰から打ち上げ花火が上がった。

 花火は文字になっている。

 ええと、お、つ、か、れ、さ、ま。

 お疲れ様か。

 そう言えば体が重い。

 まるで、体が鉛になったようだ。


「坊ちゃま、行きますよ」


 シーラに手を取られると体が羽のように軽くなった。

 上へ上へとどこまでも上がる。


 そして、俺は、跳ね起きた。

 はっ、死ぬ間際、夢を見てたようだ。

 それから、転生したのだな。

 窓の外にはアスファルトの道と、電柱。

 車が眼下の道を通って行く。


 見覚えのある日本の風景。

 部屋にはエアコンと電子レンジと冷蔵庫。

 照明はLED。

 本だなには漫画。


 懐かしい。

 今度こそはリワードをバリバリ稼ぐぞ。


「確認するか。【ステータス・オープン】」


――――――――――――――――――――――――

名前:金子・健太郎

レベル:1

魔力:5/5

スキル:

 [ ]カクカクⓘ

――――――――――――――――――――――――


 カクカクスキルさえあれば、どんなこともできる気がした。

 やったるぜ。

――――――――――――――――――――――――

あとがき


 ええと、イージーモードのはずが、ハードモードになりましたね。

 機械兵生成が最初に出なかったらどうなっていたか。

 続編は、現ファン、幽霊退治です。

 でもってハートフルストーリーにしようかなと。


 続編と同時スタートの1PV=1銅貨シリーズは、異世界ファン、エッセイファンタジーです。

 こちらはちょっと趣向を変えてます。

 エッセイのつもりで書こうかなと。


 その次の続編は、現ファン、ダンジョン物です。

 その次の続編は、異世界ファン、通販、商売物です。

 他にもネタはあるんで、飽きるまで続くでしょう。


 今作は失敗だと思ってます。

 敗因について述べると、祭りと割り切って色々と盛り上げる仕組みを考えれば良かったですね。


 あんかでお題みたいな奴とかやってみたかったですね。

 ガチャは多い方が盛り上がると思うので、続編では♡10毎にすることにしよう思ってます。


 明日、続編のリンクを37話として投稿します。

 なので、フォロー外すのは1日待ってもらえるとありがたいです。


 最後に、3択に協力してくれた読者の皆様にお礼を言いたいと思います。

 ありがとうございました。

 おかげさまで完結できました。

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