第33話 モンスター狩り

 獲得!

 PV50と☆0個!


 少ないが、まあ普通かな。

 次作品はもっと行くことを期待。

 なぁ、神様よ。

 次作品は、怨霊退治じゃなくてダンジョンにしないか。


「そうじゃな。では次々作品はダンジョン配信物で行くか」

「次々回こそは。そろそろ当たりが来ても良い頃だ。まあ、爆死しまくればそのうち当たるだろうけど」


 次々作品が決まった。

 そんなに続くのかなとも思うが、続くんだろうな。

 現在、残り98リワードと☆24個。


 プリンが買えないので癒しの時間はなし。

 コメントを行く。

 コメントは3つ。

 モンスターが手ごわそうだ。


 まあ、機械兵があればなんとかなるさ。

 封鎖されている補給路で最初であったのは、金色に輝く4メートルはあるオーガ。


「まさか、エンペラーオーガ」

「ジャス、知っているのか?」


 某書房の名前が出て来そうな展開だな。


「オーガの上位種よ」

「ロード、やれ」


 ロードの雲がエンペラーオーガを包む。


「ガアア」


 ロードの雲が雄叫びで吹き飛んだ。

 耳に侵入したのもいるはずだが、ダメージになってない。

 エンペラーオーガは口いっぱい息を吸い込むと両頬を叩いた。

 耳から飛び出すロード達。


「何だって!」


 参った。

 だが。


「ロード、ケツの穴から入れ」


「ガアッ?」


 糞まみれのロードを洗いたくないが、仕方ないよな。

 そして、エンペラーオーガは腹を押さえて苦しみ始めた。

 こうなればこっちのもの。

 30分ほど経ちエンペラーオーガは倒れた。


 ケツの穴からぞろぞろと這い出るロード達の絵面が酷い。

 まるでホラーだ。


 糞まみれのロード達は自力で移動するように言った。

 懐なんかに入れられるわけない。


 次に出会ったのは、5メートルはある巨大なスライム。


「あれはギガスライム」

「ジャス、知っているのか。これはさっきやった。ロード、糞を洗って貰え」


 糞まみれだったロード達がギガスライムに潜り込む。

 うん、綺麗になったな。

 だが、ギガスライムのダメージはなさそうだ。

 それどころかロード達が溶け始めている。


「ロード、戻れ。となれば【機械兵生成】蛭」


 蛭型の機械兵が出来上がり、ギガスライムにたかる。

 そしてギガスライムの体液を吸い始めた。

 体液は排出され地面が白煙を上げて溶ける。

 だが、このまま待てば良い。

 ギガスライムの動きは遅いから、近づかなければ問題はない。

 待つだけだ。

 ギガスライムが10分の1ほどになった時に、ロードを突撃。

 コアを齧らせた。

 コアを齧られたギガスライムは死んだ。


 全く。

 何でこうも厄介なモンスターばかり出るんだ。

 重たい足音が聞こえて来た。


「あれはミスリルゴーレム」

「それは流石に知ってた。こいつを倒せば大金持ちだな。ただロードでは手に負えそうにない」


 ミスリルゴーレムのコアまでロードが肉体を齧って進むのは難しそうだ。


「ロード、電撃だ」


 ロードがびっしりとミスリルゴーレムに集って、電撃を食らわせた。

 やったかとは言わない。

 フラグになるからな。


 やっぱりだ。

 ミスリルゴーレムはノーダメージだ。

 どうするかな。


 電気が効かないってことは神経がないってことか。

 ああ、そうだ。


「蛭、ミスリルゴーレムにギガスライムの酸を食らわせてやれ」


 蛭が集り、酸を吐く。

 ミスリルゴーレムは暴れ始めた。

 だが、体は溶けてない。


「口だ。口から入れ」


 口の中に酸が吐かれる。

 ミスリルゴーレムは停止した。


 ミスリルゴーレムの神経組織は化学物質で動いているらしい。

 化学薬品に弱いのか。

 これ、運ぶのにロードが操れるのか?

 蛭ができると言っている。

 蛭達がミスリルゴーレムの口の中に入ると、ミスリルゴーレムはぎこちなく動き始めた。


 多数の足音が聞こえる。

 スタンピードか?

 烏合の衆なら問題ない。


「ロードやれ」


 ロード達が散っていく。

 やがて、辺りは静かになった。

 ロードの1匹が、兵士の遺体を見つけた。

 味方の兵士だな。

 香炉のような物を持っている。


「あれは、モンスター寄せの香」

「ジャス、知っているのか。って何回目だ。香炉を埋めろ」


 ロード達が香炉を地中深く埋めた。

 遺体のそばに行き、持ち物を調べる。

 命令書がでてきた。

 ロナー殿下の署名がある。

 命令書には香炉を持って敵軍に突撃せよとある。

 敵軍まで行けるわけないだろう。

 だが、故意じゃないとロナー殿下は言うのだろうな。

 成功すれば敵軍を壊滅できたと。


 失敗を見越して命令を出したに違いない。

 補給路を断つためだ。


 他の補給路も危ないな。

 俺は将軍に、ロナー殿下が指示する香炉を使った作戦を中止させるように、進言した。


 スタンピードのモンスターの死骸は食えるものは干し肉などに加工された。

 ちなみにミスリルゴーレムの素材の金は一銭も俺の所に入らない。

 作戦中の取得物は軍に全ての権利があるらしい。

 まあ、金はもうあるから良いけどね。


「ご苦労、良くやった。モンスター素材の金で3年は戦争できる」


 将軍に労われたが、あまり嬉しくない。


「これは王様にかなりの褒美を貰わないとな」

「ああ、領地を貰えるぐらいの功績だな。戦争に勝てればだが。お前がいるかぎり負けそうにないがな」

「だと良いけど」


「次の任務は突撃だ。敵軍を混乱させて来い」


 本当に人使いが荒い。

 さてと、どうするかな。


――――――――――――――――――――――――

今回のスキルと☆:

 獲得スキル、なし

 ☆残り24個


今回の収支:

 収入

 50リワード


 支出

 なし。


 残金

 98リワード

 135,268,683イール


 銀のたわし

 1個


次の分岐:


 突撃任務、何に打撃を与える?


 ①兵糧を焼き払う。

 ②武器庫を略奪。

 ③井戸を潰す。


 コメントでどれが良いか書いて下さい。

 11/25日の午後2時締切です。

 同数は作者の都合で決めます。


1K毎ガチャ

 次のガチャまで、256PV必要です


 異世界ファンタジーの週間ランキングの下一桁でガチャを回します。

 一日の獲得が2000を超えたら、二桁目で。

 3000を超えたら、月間ランキングで。

 1週間☆がなくてランク外の時はハズレとします。


 ⓪ 銀のたわし

 ① 1リワード

 ② 100リワード

 ③ 10000リワード

 ④ 水鉄砲スキル

 ⑤ 転倒スキル

 ⑥ 鑑定スキル

 ⑦ 石化魔法スキル

 ⑧ トイレットペーパー

 ⑨ 銀のたわし


 PVのスクショ撮って、近況ノートにあげます。


名前:ケン・ゴールド(健司・金子)

レベル:30

魔力:784/4500

スキル:

 [ ]カクカクⓘ

 ざまぁホイホイⓘ

 水生成ⓘ

 点火ⓘ

 乾燥ⓘ

 送風ⓘ

 点灯ⓘ

 殺菌ⓘ

 擬死ⓘ

 方位ⓘ

 加熱ⓘ

 弱回復ⓘ

 機械兵生成ⓘ

 斬撃ⓘ

 俊足ⓘ

 残像ⓘ

 鉄皮ⓘ

 痛痒感ⓘ

 転生ⓘ

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