第21話 パーティ

 獲得!

 PV238と☆0個!

 願いが通じたのかPVが増えた。

 残り250リワードと☆17個。


 パンパカパーン!

 ガチャの結果発表。

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https://kakuyomu.jp/users/455834/news/16818093088446196670

 掻痒感スキルとな。

 痒みは悪戯に使えるぞい。

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 うん、当たったのは☆1相当スキルか。

 仕方ない。

 こんなこともあるさ。


 コメントをチェック。

 コメントは3つ。

 パーティを開くべし何だが。

 アドバイスが見事にバラバラ。

 なので、立食パーティしてから、舞踏会、そして晩餐会とした。


 今日の癒しの時間は、このパーティで兼ねたい。

 立食パーティは、ロード達が集めた情報を元に料理人を集めた。


 ハズレはないはずだ。

 参加人数は10家族。

 数を絞ったわけではない。

 同盟を結んだのが10家だった。


「お招き頂きありがとう」

「いいえ、礼を言われるほどじゃないです」


「ちなみに脇にいるきつい目の女の子は鞭とか使ったりしないかね」


 ジャスの事だな。

 シーラはおっとりした目つきだからな。


「あなた、帰ったらお仕置きです」

「たまには違う女性に打たれたい物だ」


 変態だ。

 変態貴族は耳を夫人に引っ張られて退場した。

 変態貴族の顔が嬉しそうだったのも付け加えておこう。


「お招き頂きありがとう」

「いいえ、礼を言われるほどじゃないです」


「私はね。女性の美しさは後ろ姿の尻にあると思うのだよ。横尻が最高で至高。縦尻などもってのほか。そう思わないかね」


 知らんがな。


「俺はおっぱい派だ。バッグの紐を斜めに掛けて、おっぱいを2分するパイスラッシュこそ至高」

「君とは相容れんな。だが心配することはない。このような意見の相違で同盟を破棄などしない」


 ジャスとシーラ、そんな目で俺を見るなよ。

 話を合わせただけだ。

 そんなこんなで立食パーティは終わった。


 次は舞踏会だ。

 シーラは踊れない。

 もちろん俺も踊れない。

 見よう見まねで踊る。

 体の持ち主の記憶にはダンスの教養もある。

 それを思い出すようにぎこちなく踊る。


 シーラに足を踏まれて、俺も踏み返したのはご愛嬌だ。

 わざとやったわけじゃない。

 何人かと踊るうちに、ダンスの教養が馴染んだ。


「意外にお上手ですわね」

「どうも」


 貴族令嬢に褒められた。

 恐らく俺がシーラと踊っているのを見て不安に思ったのだろう。

 不安なら申し込むなよと言いたいが、きっと金持ちだからあわよくばお近づきになっておけとか言われたんだろう。


 踊るごとに上手くなった。

 シーラは俺とのダンスで懲りたのか、壁の花だ。

 ジャスはというと華麗に踊ってた。

 まあ、潜入任務にはパーティはつきものだからな。

 そういうことができても不思議ではない。


 晩さん会にあたって、俺は日本の調味料を買った。

 焼肉のたれだ。

 199リワード、ぽちっとな。

 醤油と胡椒の余りも使った。


「スティンジ伯爵との戦闘勝利に乾杯」


 戦闘はしてないが、大袈裟に言うのが貴族流らしい。


 異世界の料理人は流石だな。

 焼肉のタレと醤油と胡椒を使いこなしている。

 ステーキに焼肉のタレはちょっと場違いだが、食うと懐かしい味。

 そうそうこれ。


 デザートにみたらし団子が出た。

 俺がレシピを伝えた。

 でんぷんの作り方や、米粉の作り方を教えた。


 この世界、米はあるんだけど、家畜の餌だ。

 まあ粉にしてしまえば分からないだろう。


 シーラとジャスも、ケンが出してくれた方が美味いと言っている。

 まあ、米の品質が違うからな。

 でも貴族は変わったデザートだと褒めてくれた。

 家畜の餌だとは言うまい。


「時にゴールドどの。スティンジ伯爵は裁判に訴えるようですぞ」

「知ってるよ」

「耳が早いですな」

「ああ、耳だけにな」


 報せた貴族はなんのことか分からないようだった。

 ミザーの耳にはロードが入っているということだ。

 ミザーの会話は筒抜けになる。

 裁判か。

 きっと裁判官と陪審員が買収されるのだろうな。

 買収合戦になるのか。

 嘘判別魔法で一発なんだけど手間を掛けさせる。


 嘘判別魔法は拒否できるんだよな。

 特に民事では。


 とにかく対抗策だな。

 色々と考えられる。

 時間はあるゆっくりと考えよう。

――――――――――――――――――――――――

今回のスキルと☆:

 獲得スキル、痛痒感スキル

 ☆残り17個


今回の収支:

 収入

 238リワード

 ロード売却益、大金貨182枚、18200000イール

 機械兵教官3体、大金貨30枚、3000000イール


 支出

 約肉のタレ、199リワード

 パーティ費用、大金貨100枚、10000000イール


 残金

 51リワード

 105,272,283イール


 銀のたわし

 1個


次の分岐:


 裁判、どうする?


 ①買収の証拠を提出。裁判官と陪審員を罷免。

 ②ミザーの悪事の証拠を提出。もはや民事では裁ききれないとする。

 ③王族に頼む。権力には権力だ。


 コメントでどれが良いか書いて下さい。

 11/13日の午後2時締切です。

 同数は作者の都合で決めます。


 次のガチャまで、953PV必要です


1K毎ガチャ


 異世界ファンタジーの週間ランキングの下一桁でガチャを回します。

 一日の獲得が2000を超えたら、二桁目で。

 3000を超えたら、月間ランキングで。

 1週間☆がなくてランク外の時はハズレとします。


 ⓪ 銀のたわし

 ① 1リワード

 ② 100リワード

 ③ 10000リワード

 ④ 水鉄砲スキル

 ⑤ 転倒スキル

 ⑥ 鑑定スキル

 ⑦ 石化魔法スキル

 ⑧ トイレットペーパー

 ⑨ 銀のたわし


 PVのスクショ撮って、近況ノートにあげます。


名前:ケン・ゴールド(健司・金子)

レベル:22

魔力:2350/2420

スキル:

 [ ]カクカクⓘ

 ざまぁホイホイⓘ

 水生成ⓘ

 点火ⓘ

 乾燥ⓘ

 送風ⓘ

 点灯ⓘ

 殺菌ⓘ

 擬死ⓘ

 方位ⓘ

 加熱ⓘ

 弱回復ⓘ

 機械兵生成ⓘ

 斬撃ⓘ

 俊足ⓘ

 残像ⓘ

 鉄皮ⓘ

 痛痒感ⓘ

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