第10話 密約

 獲得!

 PV69と☆1個!

 PVがまあまあ。

 残り、145リワードと☆41個。


 機械兵でバイクを作り移動。

 あっという間に王都に着いた。


 王都到着祝い。

 12粒入っている外国人にも美味しいとの評判のチョコレート、もって行け119リワード。


「これがチョコレート。良い匂い」

「手で長く掴むと溶けるぞ」

「じゃさっそく。うわっ、とろける。何て美味しいの。金貨76枚も納得よ」

「じゃあ、俺も。うん、久しぶりに食べたな」


 魔力で通販できればな。

 2420円使えればかなり高級なチョコレートもいける。

 前のスキルが継続できないのが痛い。

 まあ言っても仕方ないが。


 あっという間にチョコレートを食い終わった。

 今回のコメントは?

 密約とのこと。


 チョコレートを食い終わったジャスが単独行動してしばらくして戻ってきた。

 俺はそれを冒険者ギルドの酒場で待っていた。


「言わなくても分かる。密約だろ」

「ええ、そうよ。もう、お告げがチート過ぎる」

「密約か。敵国に内通したとか言われると困る。なので俺が生きている限り相互不可侵とするか。俺は火種が生じたらそれを解決してやる。その代わり俺をゴールド侯爵家の跡継ぎにするように動いてくれ。とうぜんその密約を王家に報せるぞ。契約魔法には掛かってやる」

「まあ、妥当ね。あなたに攻められたら、3日ぐらいで陥落しそうだから、本国も納得するでしょう。戦争がないのは良い事ね」


 俺は機械兵のフェイスを剥がした。


「驚くなよ」

「それが素顔。私の仮面を作ってくれたから予想はしてたわ。あなたの脅威度がまたひとつ上がったわね」

「俺はもっとすごいぞ。密約が無かったら戦争になってたかもな」


 王家にはジャスの仲間が密約を報せる手筈とした。

 王家は混乱するだろうな。

 その様子が見なくても分かる。

 ゴールド家の庶子が、密約のキーパーソンだからな。

 名前が知られてた人物ならいざ知らず、無名の少年だからな。


 密約にしたのは良いアイデアだ。

 戦争がしたい輩が俺に襲い掛かるなんて事態を防げる。

 まあ、その時は俺も黙ってはいないが。


 騎士学園の状況はジャスの仲間が調べてきてくれた。

 俺は死んだことになっているらしい。

 カレントがなぜ俺を殺そうとしたかの理由も判明。


 カレントは騎士学園を留年した。

 今年度、俺が入ると並ばれる。

 追い越されでもしたら、カレント廃嫡論が噴出するだろう。

 そんな下らない理由でとは思うな。


 俺を殺しても騎士学園を卒業できないだろう。

 卒業できなければ更に下の弟達に取って代わられる。

 その弟達も殺すつもりなのかな。


 戦国武将並みのドロドロだな。

 まあ、良い。

 カレントをぶっ殺すだけだ。


 驚いたことに、シーラが王都に来ている。

 早馬にでも乗ってきたのか。

 乗合馬車は遅いからな。

 どこかで追い越されたのだろう。


 さあ、騎士学園に乗り込むか。


「むっ、何だ?」


 騎士学園の門の所で呼び止められた。


「本年度入学予定のケン・ゴールドだ」

「ああ、話は聞いている。盗賊に襲われて、遭難したんだと。身分証明もないのだろう。ちょっと待て」


 門番のひとりが、学園の中に報せに入る。

 そして、老人と、シーラを連れて戻ってきた。


「坊ちゃまです」

「ふむ、本来なら復学で良いんだが。死亡して退学となっている。特別に編入試験を受けさせてやろう」

「構わない」


 試験は簡単だった。

 この国の歴史などは、転生前のケンの記憶で知っている。

 数学や科学は地球の方が進んでるから、恐らく満点近いだろう。

 実技は、斬撃スキルを使って乗り切った。

 貴族寮に案内された。


「坊ちゃま、この女性は誰です」

「ジャスだ。隣国の密偵だな。ただ今は密約でほとんど同盟国となっている」

「本当に坊ちゃまですか? 密偵が化けているんじゃありませんよね」

「シーラは10歳までおねし……」


 シーラが赤くなって俺の口を押えた。


「それを言うな! 言ったら口利いてあげないんだから」

「どうだ本物だろう」

「信じてあげます」


「遭難してたときに苦労して人格が多少変わったかも知れないが、大目にみろ」

「ええ」


「ところで、これからは神の食べ物が3等分になるのよね」

「神の食べ物?」

「ああ、出せるようになったんだよ。それと手下だ」


 ロードを一匹手の平に載せた。


「バッタを従えるスキルが生えたのですか。さすが坊ちゃまです」

「驚くなよ。【機械兵生成】、影武者」

「ぼっ、坊ちゃまが二人」

「偽物は硬いんだよな。触ると判る。体温はあるけどな。それと魔力がない。欠点は色々だが、利点も多い」


 とりあえずの準備は整った。

 後はカレントを殺るだけだ。


――――――――――――――――――――――――

今回のスキルと☆:

 獲得スキル、なし

 ☆残り41個


今回の収支:

 収入

 69リワード


 支出

 食費、大銅貨5枚と銅貨4枚、54イール。

 12粒チョコ、119リワード。


 残金

 26リワード

 60513イール


 銀のたわし

 0個


次の分岐:


 カレントをどう懲らしめる?


 ①煽って決闘を申し込ませる。

 ②ディケイ男爵の所にあった、俺の暗殺指令書を見せる。決闘裁判に。

 ③襲ってきた殺し屋を捕まえて、耳にロードを入れて、裏切らせて送り返す。


 コメントでどれが良いか書いて下さい。

 11/1日の午後2時締切です。

 同数は作者の都合で決めます。


 次のガチャまで、305PV必要です


1K毎ガチャ


 異世界ファンタジーの週間ランキングの下一桁でガチャを回します。

 一日の獲得が2000を超えたら、二桁目で。

 3000を超えたら、月間ランキングで。

 1週間☆がなくてランク外の時はハズレとします。


 ⓪ 銀のたわし

 ① 1リワード

 ② 100リワード

 ③ 10000リワード

 ④ 掻痒感スキル

 ⑤ 転倒スキル

 ⑥ 鑑定スキル

 ⑦ 石化魔法スキル

 ⑧ トイレットペーパー

 ⑨ 銀のたわし


 PVのスクショ撮って、近況ノートにあげます。


名前:ケン・ゴールド(健司・金子)

レベル:22

魔力:0/2420

スキル:

 [ ]カクカクⓘ

 ざまぁホイホイⓘ

 水生成ⓘ

 点火ⓘ

 乾燥ⓘ

 送風ⓘ

 点灯ⓘ

 殺菌ⓘ

 擬死ⓘ

 方位ⓘ

 加熱ⓘ

 弱回復ⓘ

 機械兵生成ⓘ

 斬撃ⓘ

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