腹違いの兄の計略に嵌った俺は、小説投稿サイトの力でざまぁする~📘読者参加型ファンタジー小説!!お祭りみたいな気分で参加しませんか!!~

喰寝丸太

第1話 転生

「デシーラ、やっと、君の所へ行けるのか。待っていてくれ。必ず迎えに行く」

「お祖父ちゃん死なないで」

「デシーラ母さんの幻を見ているのだろう。仲が良い夫婦だったからな。あの世でまた一緒になれるさ」


 死ぬのか。

 ああ、やっとだ。


 目の前が真っ暗になった。

 体の感覚がない。


 【カクカク】。


 体はないけどスキルは使えるみたいだ。

 これまでの経緯を書いた。


 これまでの経緯↓


https://kakuyomu.jp/works/16818093083219715260


「おお、ケンジ! 死んでしまうとは使えない!」


 神様と思われるじじいがいてそんなことを言われた。

 デシーラは?

 転生しているんだよな!

 してると言わない限りストしてやる!


「転生する体の身近な者に転生しておる。心配するでない」


 良かった。

 だけど、神様酷い。

 死んでしまうとは使えないって、死者に鞭打つんですか。

 前半くその役にも立たなかったのは分かる。

 勇者ばりの活躍を望んでたんですよね。

 たけど、あの条件じゃ誰だって無理。


 後半はだいぶてこ入れして貰ってなんとかやれた。


 これだけは言いたい。

 世の中はハードモードでなくてイージーモードを望んでる。

 それだってそんな小説は溢れているから難しいのに。


「ふむ、一理ある。今まで面白かった。その褒美としてイージーモードでやり直させてやろう」


 お願いします。


「では、じゃじゃじゃーん! スキルの☆価格が10分の1。なんと☆1スキルだったのは☆0の大盤振る舞い。どうじゃ?」


 もう一声。

 あの忌々しい呪いを解いて下さい。


「よろしい。お金を自由に稼げるようにしてやろう」


 やった!

 これで小説がさらに面白くなって読者倍増。


「では、ケンジ、いやケンよ。行くがよい」


 目を開けた。

 体があるという感覚がある。

 無事、転生したようだ。

 ボロボロの服を着ている。


 うぉ、またこれかよ。


「ウォォォン」


 遠くで狼の遠吠えみたいなのが聞こえる。

 そして、ドスンドスンという重たい足音がして、真っ赤な鬼がちらりと見えた。

 前と同じだ。


「【ステータス・オープン】」


――――――――――――――――――――――――

名前:ケン・ゴールド(健司・金子)

レベル:1

魔力:5/5

スキル:

 [ ]カクカクⓘ

 ざまぁホイホイⓘ

――――――――――――――――――――――――


 毎度おなじみのカクカクスキル。。

 カクカクの名前と青地に白の[ ]のロゴだ。

 俺の知っている小説サイトのパクりだな。


 その小説投稿サイトは書いたり読んだりのサイトだった。

 俺はそこの読み専だった。

 カクカクの横のⓘをタッチする。


――――――――――――――――――――――――

 さあ、大いに書きましょう。

 書くことが全て。

 ☆によるスキル購入ⓘや、1PVで1リワード、つまり1円が貰えます。

 リワードによる異世界通販ⓘができます。

――――――――――――――――――――――――


 1円貰えるるなら、飢え死にはしそうもないな。


 前の周からひとつスキルが増えている。

 ざまぁホイホイの横のⓘをタッチする。


――――――――――――――――――――――――

 ざまぁを引き寄せるパッシブスキル。

 さあ、ざまぁして読者を楽しませろ。

――――――――――――――――――――――――


 くそっ、要らない物を付けやがって。

 たしかにざまぁは読まれるけどもな。

 苦難の連続になるってことだぞ。


「【カクカク】、スキル購入」


――――――――――――――――――――――――

 ☆0スキルⓑ

 ☆1スキルⓑ

 ☆10スキルⓑ

 ☆100スキルⓑ

――――――――――――――――――――――――


 ☆0スキルの横のⓑをタッチ。


――――――――――――――――――――――――

水生成ⓘⓑ

点火ⓘⓑ

乾燥ⓘⓑ

送風ⓘⓑ

点灯ⓘⓑ

殺菌ⓘⓑ

擬死ⓘⓑ

方位ⓘⓑ

加熱ⓘⓑ

弱回復ⓘⓑ

――――――――――――――――――――――――


 とりあえず☆0スキルは全部購入。


 ☆1スキルと、☆10スキルと、☆100スキルも見てみた。

 前の10分の1になっている。


 うひゃひゃ、勝ったな。

 とりあえずひとつ見てみるか。

 ☆10スキルの身体強化の説明を出す。


――――――――――――――――――――――――

 体が頑丈になり、5倍の力が出ます。

――――――――――――――――――――――――


 このレベルでもチートだ。

 だけど冒険者レベルなんだよな。


 ☆100スキルの説明も見ておくか。


 即死魔法の説明を出す。


――――――――――――――――――――――――

 対象を殺します。

 レベル差があるとレジストされる場合があります。

――――――――――――――――――――――――


 レベル差なんて、このスキルを得たらすぐに埋まるだろう。

 このチートが☆100個だって。

 もう勝てる要素しかない。


 それにしても、ケン・ゴールドね。

 こんな名前になったんだな。

 そう思ったら、ケンの記憶が流れ込んできた。

 頭が割れるようだ。


 俺は状況を把握。

 騎士学園に入学するために家を出たようだ。

 途中、盗賊に襲われて、護衛の兵士はみんな逃げた。

 腹違いの兄であるカレントの仕業だとケンの記憶は言っている。

 でないと、護衛の兵士が戦わずに、逃げ出したりはしない。


 ケンは兵士がおかしいのにいち早く気づき、馬車から逃亡。

 森に逃げ込んで遭難

 で、俺の意識が戻った。


 まず当面のざまぁは逃げた兵士だな。

 おそらくカレントの手の者だ。

 しかし、カレント本人にざまぁは早い。

 証拠を押さえてから、ざまぁしたい。


 隊長の名前はストロー。


 その部下の名前は憶えていないが、ストローの取り巻きだろうから、一緒に葬ろう。

 さて行くか。


「【方位】。北はこっちか。たぶん、あっちだな」


 方位スキルで方角を知って、俺は街を目指して歩き始めた。

――――――――――――――――――――――――

今回のスキルと☆:

 獲得スキル、[ ]カクカク、ざまぁホイホイ、水生成、点火、乾燥、送風、点灯、殺菌、擬死、方位、加熱、弱回復。


 ☆残り0個


今回の収支:

 収入

 なし


 支出

 なし


 残金

 0リワード


 銀のたわし

 0個


次の分岐:


 街に着いた

 路銀の確保のために金策


 ①生活スキルで荒稼ぎ

 ②冒険者になって荒稼ぎ

 ③金を借りる


 コメントでどれが良いか書いて下さい。

 10/23日の午後2時締切です。

 同数は作者の都合で決めます。


スタート記念ガチャ


 異世界ファンタジーの週間ランキングの下一桁でガチャを回します。

 1週間☆がなくてランク外の時はハズレとします。


 次のガチャは、累計PVが1K毎にボーナスとして。

 それと、☆獲得が100毎にチートスキルばかりでハズレなしのスーパーガチャ。


 ⓪ 銀のたわし

 ① 1リワード

 ② 100リワード

 ③ 10000リワード

 ④ 掻痒感スキル

 ⑤ 転倒スキル

 ⑥ 鑑定スキル

 ⑦ 機械兵生成スキル

 ⑧ トイレットペーパー

 ⑨ 銀のたわし


 PVのスクショ撮って、近況ノートにあげます。


名前:ケン・ゴールド(健司・金子)

レベル:1

魔力:5/5

スキル:

 [ ]カクカクⓘ

 ざまぁホイホイⓘ

 水生成ⓘ

 点火ⓘ

 乾燥ⓘ

 送風ⓘ

 点灯ⓘ

 殺菌ⓘ

 擬死ⓘ

 方位ⓘ

 加熱ⓘ

 弱回復ⓘ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る