第7話 2種のケース
2年生の時点でアルバムは2作品できている。
一般人が作ったアルバムなんかいらないだろうと思っていてあまり期待はしてなかったが、驚いた。年明けとほぼ同時、1stアルバム「Freedomtime」を完成させた。すぐにミンスタのストーリーで欲しい人を募集した。まさかの20人から予約がきた。そこで次の日、20人に配った。仲良しの人やあまり話さない意外な人物などさまざまだった。さらにそこから拡散され、「欲しい」といった追加の予約が殺到。最終的に配られた数はなんと約50枚。これは学年の4分の1はアルバムを持っているということ。さらに他校や他学年、塾などと全て合わせると約80枚。そして2ndアルバム「Zombart」を公開。これは学年の50枚はもちろんだが、他の人に配る時間がなく約60枚で終わった。しかしまさかこんなにもらってくれると思わなかった。中にはサインも欲しがる人もいる。一般人のサインをもらって何がいいのか。仲良しならノリとかかもしれないが、ガチであまり話さない人も欲しがる。これにはガチで期待されてるようだ。しかし、無料で配っているため、CDジャケット代(インク、紙)、CD代、CDケース代は全て赤字なのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます