第3話 school

俺が通ってる学校は、島村市にある島村東高校だ。受けるにもギリギリのレベルで必死に勉強して受かった。家からも差程遠くない。友達もたくさんいる。例えば彼、目 智貴(さかん ともたか)。彼は家が近いため、よく一緒に帰ったりする。彼の黒歴史はバレー部に入ったが一日で辞めたこと。次に彼、中谷 佐新(なかや ざしん)。彼とはよく昼飯を一緒に食べる。さらに彼はカメラセンスもあり、俺のMVのカメラマンを勤めてくれる。彼の黒歴史は修学旅行でホテルで全裸になって、友達に撮られてストーリーにあげられたことかな。次に黒田 美咲(くろだ みさき)。彼女は俺の親友。高校で会ったばかりなのに凄く仲良くなった。なんかお母さんみたいなキャラだ。彼女は優秀だ。黒歴史はないだろう。次にベイラント・ウ・ラブハウエ。彼はアメリカ人の黒人。皆からは「ラビア!」と呼ばれている。真っ黒な黒人だが、ものすごく日本語を喋る。日本人も圧倒されてしまう。皆は彼が英語を喋るところを見たことがない。加え、勉強もできる。彼の黒歴史は先輩を転ばして謹慎処分になったことかな。

朝の会が始まる。全員が席に座る。そして、担任がきた。担任の名は西川 隆平(にしかわ りゅうへい)。今年53歳の独身おじさん。歳のためかとても忘れっぽく、面倒臭いことをとにかく嫌う。しかし担任はバイオリンをしていて、オーケストラのコンサートマスターなのだ。なんらかと俺と話は合う。決まって授業や会を終わりにする時は「おしまい!」と言って、右手を右から左に振るのだ。

今日も授業が始まるのだ。

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