第16話
麗が寝たのを確認し手を退け私は、スマホとお茶のペットボトルを取り釘井さんに連絡した。
「私の二の腕に麗と同じ桜を入れて欲しいんです。後、スプリットタンをお願いしたいんです。」
そう言うと、釘井さんは、
「良いけど急に桜らしくないじゃん。スプリットタンとタトゥーは、別日に行うから麗と同じ日にタトゥー入れるからタトゥー入れる前日と当日と翌日はお酒禁止。」
「お金はどうしたらいいですか?」
「別に良いよ麗に頼むから桜からは取らねぇ」
「了解です。ありがとうございます」
電話を切り麗の寝顔を見ながらお茶を飲みながら
人を変えるには、やっぱり人なんだと実感した。
多分、心のどこかでは憧れてたんだ。
麗みたいにピアス開けたりタトゥーしたり、普通の人には出来ない様な非行に走るのが。
なんて考えていたら麗が起きて来た
「桜?何してんの?」
「お茶飲んでた。私、スプリットタンにしようと思う。麗は、ダメだよスプリットタンにしたら」
麗は、頷き、私の目の前に来てはディープキスをして麗は私の飲みかけのお茶を1口飲んで
「離れないでね。俺、桜しか居ないんだ。変かな」
麗の目は寝起きだからなのか不安だからなのか分からないけどうるうるしていて泣きそうだった
「確かに。変かもしれないね。でも、麗のこと私は好きだよ」
そういうと嬉しそうに抱きついてきた。
「愛してる」
麗は耳元で囁いて抱きついてきた力も少し強くなった
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