文学少女とギター少女

Kz幸(カゼサチ)

プロローグ

私は小さな頃から人と関わるのが人よりも苦手だった。そのせいで小中学校では友達がおらず、いわゆる三軍女子であった。毎日、したくも無いような授業を受け、昼休み、放課後も友達がいなくただただ一人で悲しい日々を過ごし続けていた。その中で、私に光をくれたのは小説だった。学校の一人でいる時でも、小説は悲しさも、苦しさも忘れさせてくれるような存在だった。

中学2年生の頃だろうか、私は、趣味として小説投稿サイトで投稿を始めた。最初の頃こそ、フォロワーは数十人くらいだったが、時間が経つごとに、100人から200人、1000人から2000人と増えていった。

フォロワーからの温かい声援が私にとってもはや楽園で、ネットの沼にハマるほど承認欲求は大きくなり、私はだんだん学校に行く頻度が落ち、次第にネットに引き篭もるようになっていった。

それから受験シーズンとなり親は学校に行けと言うようになり私は嫌々行くようになったが、案の定、中2からネットに引きこもっていた私は、地元にあるまぁまぁの高校に進学することとなった。

だが、この高校進学が、のちに私にとって思いもしないような結末ゆめになるとは思いもしなかっただろうね、



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文学少女とギター少女 Kz幸(カゼサチ) @Kz7sati

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